軽量なろうリーダー

悪役令嬢にされる予定でしたが、先に舞台から降ります。【500万PV感謝】

作者: 星渡リン

あらすじ

侯爵令嬢セレフィーナ・アシュクロフトは、王立学園の中庭で悟った。自分はこれから、“悪役令嬢”にされるのだと。第一王子ルシアンは守る側。平民出身の編入生ミレイアは守られる側。なら、その物語を完成させるには、最後に責められる“悪役”が必要になる。しかもセレフィーナには前世の記憶があった。前世で舞台制作会社の進行管理をしていた彼女にはわかる。この空気は危ない。誰かを焼いて、拍手で終える舞台の匂いがする。卒業舞踏会で断罪されるくらいなら、最初から舞台に立たなければいい。そう判断したセレフィーナは、侯爵領への静養を名目に王都を去る。すると、彼女が黙って“悪役”を引き受けてくれる前提で回っていた王都は、少しずつ段取りを失い始めた。茶会も、学園も、王子の周囲も、神殿の思惑さえも。これは、悪役令嬢にされる前に舞台から降りた侯爵令嬢が、誰かの脚本に戻るのではなく、その脚本そのものを不成立にして、自分の人生を取り戻していく物語。

目次

第1部 第1章 配役はもう終わっている
第1部 第2章 消えた主役を探して、王都がざわつく
第1部 第3章 舞台の外にも、世界はちゃんとある
第1部 第4章 誰が台本を書いているのか
第1部 第5章 消えた主役は、戻るか戻らないかではなく、何のために立つかを選ぶ
第1部 第6章 次の舞台は、自分で作る
第2部 第1章 次の配役が始まる前に
第2部 第2章 拍手のない見直し
第2部 第3章 穏便という名の再演
第2部 第4章 その役は渡さない
第2部 第5章 正しい形を作る人たち
第2部 第6章 悪役のいない舞台へ
第3部 第1章 王都の外にも台本はある
第3部 第2章 地方へ届く押しつけ
第3部 第3章 親善という名の序列
第3部 第4章 小さな家は悪役にしやすい
第3部 第5章 王都の改革では足りなかった
第3部 第6章 役は、家格では決まらない
第4部 第1章 但し書きは静かに戻る
第4部 第2章 非公開はいつも親切