終わらせたはずの初恋でした 〜病弱令嬢アリステラは、仮面の第三王子との政略婚で初恋と再会し、運命を動かす〜
作者: 有原 詩名美
あらすじ
「——あれは、葬列だわ」辺境伯邸の高窓から、騎士団の列を見下ろしながら、アリステラはぽつりと呟いた。祝福のはずの隊列は、どうしてもそうは見えなかった。病弱な令嬢と、仮面の第三王子。決まった婚姻に、抗う理由はない。——だから、終わらせる。胸の奥にしまい続けてきた想いを。ただ大切だった、あの時間を。決して明かせない本当の姿。忘れなければならないのに、それでも、運命は二人を引き合わせてしまう。王妃の影、やがて明かされる陰謀の中でアリステラは、自ら選び取り、前へ進む。
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