春の避暑地で
作者: 朝山 みどり
あらすじ
「地味だから」と妹の引き立て役にされ、婚約者まで奪われました。――でも、どうやら見る目がなかったのは、あなたたちの方だったようです。実家では灰色のドレスばかり着せられ、妹のために存在を消されてきた令嬢ミネルバ。婚約者テリウスは妹フローラと恋に落ち、「愛ある婚約こそ新時代」と社交界で喝采を浴びる。婚約破棄。勘当同然。終わった人生――そう思われていた。しかし、彼女を迎えたのは名門ローハン家。そして次代を担う青年アレクサンダーだった。「君は、最初から価値があった」愛され、認められ、磨かれていくミネルバ。一方で、妹と元婚約者は社交界の熱狂が冷めた後、少しずつ崩れていく。これは、抑えつけられていた令嬢が、本来の輝きを取り戻し、幸せと信頼を積み重ねていく物語。ざまぁは静かに、でも確実に。
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