白い結婚の妻ですが、夫の甥だけは見捨てません
作者: 九葉(くずは)
あらすじ
代官の家に生まれたミレイアは、「世継ぎが成人するまでの白い結婚」という契約で、辺境ヴァルダ伯家に嫁いだ。求められたのは妻の情ではなく、急逝した前辺境伯夫妻が遺した幼い跡継ぎ——甥ロナンの養育と、領地の切り盛り。心を閉ざした八歳の子は、ミレイアにだけ、少しずつ笑うようになっていた。夫である現辺境伯は国境の係争で不在。その隙に家政を握る大叔母は、「石女で家格も足りない」とミレイアに離縁状を突きつける。子と領地は、当然この家に残るものと高をくくって。「離縁はお受けします。ですが——あの子の後見人は、もとから私です」後見は、婚姻とは別のもの。去り際の一言の意味を、辺境伯家は世継ぎと実務を同時に失って思い知る。制度で淡々と進む痛快なざまぁと、子を取り上げず「君はどうしたい」と問うた夫との、本物の家族になっていく物語。1. 離縁2. ざまぁ3. 後見人ヒロイン4. 不遇な子どもを守る5. 白い結婚6. 契約結婚からの愛7. 領地経営8. 横領を暴く9. 家族再生10. ハッピーエンド
目次
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