軽量なろうリーダー

婚約破棄された翌日、私は王宮の墓場に就職して定時退社を選んだ

作者: 九葉(くずは)

あらすじ

やっと終わった。婚約破棄を告げられた瞬間、私が抱いたのは絶望ではなく深い安堵でした。王太子妃になるための過酷な教育。終わらない残業。すり減るだけの毎日。すべてを捨てて私が選んだのは、誰も寄り付かない「王宮の墓場」と呼ばれる古びた図書室での管理人生活です。やることは単純。定時まで座っていること。邪魔な埃を魔法で消すこと。そして、紛れ込んだ書類をあるべき場所に片付けること。それだけで十分幸せだったのに。なぜか私の淹れたお茶を求めて、顔色の悪い騎士様が毎日通い詰めてきます。私がサボるために作った目録が「賢者の偉業」だと崇められます。捨てたつもりだった元婚約者が、血相を変えて追いかけてきます。私はただ、ふかふかのベッドで二度寝がしたいだけ。それなのに、どうして国中が私を放っておいてくれないのでしょうか。

目次

第1章
第2章
第3章
第4章
SS
第5章