軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

325.新しい謎の紙切れ

ソールと分かれて、貸本屋へ。本を返してそのまま借りる。

店に着く前に立ち読みしてみようと思ったが、本、開かないんだよな。500シェルは絶対取るぞという意気込みだ。

店内の席に座って読み始める。

闇属性と知られている魔物の生息地が書かれていて、やはりミュスが異常だった。確かにあちこちに分布しているモンスターがいるのはいる。何種類か、2、3カ所にわかれて出没することはある。

だが、ミュスは地上全部だった。

どこにでも、そう、聖地にすら出没するモンスター、ミュス。

原初の魔物、ミュスだ。

俺の宿敵は結構な重要モンスターだってことだ。だって星座神だって気に掛けているんだから。

いやー、これは、やはり隙間時間で狩りに勤しめってことだな!!

あやつだけは許さねえよっ!!

第6都市への道は開かれたそうだが、たぶん先の魔物ってとっても強い! 絶対敵わないのでクランメンバーに連れてってもらうか、他からの情報が入ったとクランメンバーから教えてもらうか、とにかく待ち、だ。

今日は特にこれといってやることもなくなった。

となればアンジェリーナさんのところで明日の昼間を過ごしたい。イェーイ!! ゆっくりするぞ~♪

とその前に、図書館にも行ってみよう。ウロブルの図書館は草関連でしかほとんど行ったことがない。

まあ、アランブレの図書館も修復関係でしか出入りしてないけど。

ウロブルの図書館は、ローレンガが近いこともあって巻物なんかも収納している。背表紙がずらっとあるなか突然巻物が置かれていて面白い。

そして図書館は大きく蔵書も多いので聞くのが一番だ。

「すみません、闇の魔物関連の本ってありますか?」

貸本屋では気軽に原初の魔物について聞いたけど、たぶんこれって重要なキーワードなんだと思う。必要以上に触れない方がいい気がする。

「闇の魔物、属性の話でしょうか」

「そうですね! 聖属性が弱点のモンスターです」

ぴんときてなかった。

これは、知らないな。

案内された棚は、モンスターについて書かれた本がたくさんある場所だった。

「闇のモンスターについては、この辺りの本に少し載っているとは思います。これは闇のモンスターについて書かれた1冊ですね」

差し出されたのはすでに読み終わった本だ。

「ありがとうございます」

いらないよと言うのもはばかられるので、ありがたく受け取っておく。司書の姿が消えたところで棚をもう一度吟味する。

ウロブルの図書館はどんと広い空間にプラスして、あちこち小部屋がいくつも繋がっていた。廊下が通っているのではなく、小部屋から小部屋へ移動する。

下手すると迷いそうな構造だ。

ただ、浪漫ではあるなと思った。

部屋ごとにその部屋の大きさに合わせたテーブルがあり、そこで読むことができた。

また小部屋ごとに同じような種類の本が並んでいるのかと思えばそうでもない。

まったく違うジャンルの本が唐突に現れたりするのだ。

とりあえず司書がすすめてくれた、すでに読んだ本をテーブルに置いて、他に何かいいものがないかを見ていると、『冒険者と始まりのモンスター』、『最初はこれを狩れ!』、『冒険者の通る道』などといった初心者用指南本風のものを見つけたので読むことにする。

本当は【知の泉】に関係ないから図書館よりも貸本屋で読みたいんだけど、これはみたことがない。

棚から本を取り出し、ぺらぺらとめくる。

まずはミュス狩りとミュスの弱点なんかも書いてあった。文字よりも図や絵が多い。図鑑というより絵本感覚だ。

そして気になる記述。

『ミュスを狩れば住民もにっこり』だの、『住民から感謝される。一石二鳥』だの、ミュス狩りを推奨してきている。

そして一番後ろのページからはらりと落ちる紙切れ。

【鑑定】が働く。

謎の紙切れ3ゲットだぜ……。

セツナ:

またアランブレに行くことってある?

アランブレの図書館行って、『冒険者と始まりのモンスター』って本読んでみて欲しいんだけど。

ソーダ:

あー、ちょっと次いつ学園から出られるかわからんな……。次抜け出せたら行ってみるけど、どうした?

セツナ:

謎の紙切れゲットした。

八海山:

……本から? 他鯖親衛隊が暴れるぞ。

セツナ:

ミュス狩りそれほどしてないソーダが取れるか確かめて欲しいんだよね。

ソーダ:

フラグはたくさんありそうだよな。外に情報回すとしても事実確認してからの方がいいな。1回きりかもしれないしな。

柚子:

もしももしも、1回きりなのに試してダメだった時がこわいのじゃ……

ソーダ:

他鯖でミュス王出すくらいにミュス狩ってる人がいるから、その人が手に入るかも検証か……あとは親衛隊じゃないけどミュス王のために、王様出してないけどミュス狩ってるやつとか。

セツナ:

いくさが起きそうだろ……取れなかったとき。

半蔵門線:

ヴァージルと絆結ばなくても大丈夫な御仁に段階踏んで試してもらった方がいいと思うのでござる。

ソーダ:

謎の紙切れ自体はヴァージルのためだけにあるって感じでもなさそうだし、うちの鯖ではもうヴァージルと絆は結べないだろうから、誰か知り合いに先に図書館行ってもらうか。お嬢様たちに捕まってないヤツフレンドにいるかなあ。

ソーダたちのフレンドは軒並みお嬢様のめくるめく婚約破棄騒動に巻き込まれているらしい。まあ、面白いってんで突っ込みに行くヤツも多いし、ウロブルに拠点が持てると学園に入ってる人が多すぎた。

なので、興味はなさそうだし、ミュス狩りもほとんどしていなさそうな、俺の数少ないプレイヤーフレンドを召喚することにしました。

「やっほーセツナくん!」

「面倒事頼んですみません」

ジャンドゥーヤさんです。

「自慢じゃないけど全然ミュス狩りしてないからねっ!!」

俺が一緒だとフラグにならんかもしれないので、パーティーすら組まずに手順だけ教えて送りだす。

そして……謎の紙切れは手に入らなかった。

「ダメだったね~」

「うーん、ミュスを狩っている数も必要そうだな」

ソーダにこの実験を伝えると、次の人間を手配してくれた。

なんでもミュス王スレとやらで募集したそうで、そうなると親衛隊にも情報が流れ……アリンさんが背後に立っていました。

怖いってええ。

「セツナ様……全部、教えてくださいませ」

ソーダは先走った親衛隊が突っ込んでフラグ立てる前で爆死するのを防ごうと頑張ってくれているんですよ! ステイしててよ、アリンさん!!