軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

第三百四十二話 ルビーガチャ

俺は、再び果実が現れるのを見ていた。さらにカプセルを開けると【金星の糸】が出てきた。【赤い糸】とはまったく異なる輝きを放つそれは、金星シリーズの一つだ。こいつは、からくり族を作るときの神経の代わりになるという。

ステータス的には器用に大きく関わるらしく、これにアウラの元からの糸を入れると、かなり器用がアップされるらしい。これで金星シリーズを3種類も確保できたことになる。素材系はダブると聞いていたが、今のところダブりはない。

造り出せるからくり族の質がどんどんと上がっていくことに、嬉しくなりながらゴールドカプセルを開けた。光が溢れ出し、

「よし!」

思わずガッツポーズが出た。【赤竜・ 垓(がい) の銅鎧】が現れたのだ。続けて果実が現れ、その次も果実が出てきた。そしてさらにもう一つ、果実が現れた。果実だらけだ。嬉しいのだけどステータスがちょこっと上がるよりもアイテムが欲しかった。

次に出てきたのは金色に光り輝く【金星石】だった。これは【太陽石】と同じ役割を果たし、からくり族の心臓の代わりに使える。迦具夜がくれた【太陽石】の方が質は上であり、ステータスではHPの役割になるそうだ。

「迦具夜がくれたものだから、使いたいんだけどな。バフがかかるなら金星シリーズで揃えた方がいいんだろうな」

「貴重なアイテムだ。保存しておけば、どこかで必ず使うことになる。というよりも【太陽石】など誰でも欲しがる。パーティー仲間でからくり族を作るものにあげてもいいのではないか?」

そう言われて思い浮かぶのは米崎の姿だった。後で迦具夜の魂が宿るクミカにも相談して、決めようとマジックボックスの中に入れておいた。さらに、【赤竜・垓の脛当て】も現れた。

専用装備の中で肌着、胴鎧、籠手が揃い、防御が完璧に整った。心の中で、戦いへの自信が芽生えていくのを感じた。その後、ゴールドカプセルを開くと金色に輝く機械の部品みたいなものが現れた。

これもまたすごいものなのだろうか? 金星シリーズと輝きが似てるなと思いながら期待して機械を見つめる。外見はパソコン内部にあるCPUとかそういうものに見えた。

「ほお、これは【金星の頭脳】か」

「どんなアイテムなんだ?」

「名前のままだ。これは、からくり族の情報処理を手助けしてくれる。まず、からくり族を作る技術を持ったものが、一番最初にからくり族の魂を作る。その魂がこの【金星の頭脳】を使って、情報処理を行うわけだ。自前で組んだ頭脳の性能を上げる効果もあるから、所持して損になることは決してないだろう」

「結構いいのが出たな!」

俺は興奮を隠せずに言った。ゴールドカプセルも残り1つになっていた。ここまで素晴らしい結果を見せてくれたガチャで、最後の1個もきっと良いものに違いない。俺は期待を込めてカプセルを開いた。

すると、そこから出てきたのはバッグだった。その瞬間、眉間にしわが寄ったのは否めない。

「ふふ、珍しい。ゴールドカプセルの中にハズレは滅多にないのだがな」

レダが笑った。

「これってあれだよな?」

「そうだな。お前にマジックボックスが生えるまでとてもお世話になっていたマジックバッグに間違いない。性能もそこそこというところか。まあ、お前ほどガチャ運がいいと、中には1つハズレがあるぐらいが愛嬌がある」

「そんな愛嬌いらねえんだけど……」

俺はがっくりと肩を落とした。マジックバッグが外れになる日が来るとは、エヴィーからこれをもらえた時からは想像できない。本当に大きくなったものだ。しかし、それ以上に手に入れた力が大きい。

専用装備6個。金星シリーズ5個。これを全て使いこなせれば、俺はこのアイテムたちがなかった時と比べて、倍は強くなることが確実だった。

「それにしても素材系の金星シリーズ。1つもダブらなかったな」

「腹立たしいが、ここまでダブらないということは確率的にもまず起きないことだ。おそらくガチャ運9ともなるとゴールド級の素材はダブらなくなるのかもしれん」

「それは正直嬉しい」

「ううむ、もしも金星シリーズがルビーガチャを回した後の結果も含めて、全て揃い、その上でルビー級の素材アイテムが2つほど出れば、からくり族の作り手の腕にもよるが、今のお前の強さを超えるからくり族ができるぞ」

「マジかよ」

何気にそれは興奮する。今までのガチャも十分すごかったが、ゴールドガチャからまたさらにすごくなっていると感じた。その後、俺はシルバーカプセルを開けることにした。シルバーカプセルは48個も出ていた。

心の中で高まる期待を抱えながら、次々とカプセルを開けていく。果実が30個も出てくるなど、嬉しいサプライズが続いた。さらに、【時の移動書・未来編】が出てきたが、思ったよりも少ない。というより1冊だけだった。

もしかしたら、このアイテムは手持ちが1冊以上にならないような設定になっているのかもしれない。ただ、ゴールドカプセルからは時間移動系のアイテムが出ていない。

ゴールドガチャには40種類近くのアイテムがあると聞いていたので、出なかったアイテムもかなり多いと思えた。俺はどうやらゴールドカプセルの時間移動系アイテムは外してしまったようだ。

「ゴールドカプセルから時間移動系がなくなったってことはないよな?」

「お前の専用アイテムは時間移動系が含まれる傾向にあるのだろう。ゴールド級の時間移動系がないと考えるよりは、単純に外れたと考える方が正しいだろうな」

「まあそうだよな」

ただ時間移動系アイテムは、伊万里とのぶつかり合いで、一番役に立ちそうな気がする。まだチャンスはルビーガチャで残っている。ゴールドのものだけでもいいから絶対に出て欲しいと、心底思った。

そしてアイテムが全て揃っていなかったのはゴールド級のものだけではなかったようだ。シルバー級アイテムも、今まで見たことのないアイテムが出てきたのだ。

例えば、【レッドアイ】と【ブラックアイ】、それに【真実薬】や【夢の薬】や【安眠棺】といったものだ。【レッドアイ】と【ブラックアイ】は宝石で、からくり族の製造や魔導具を作る際に必要なアイテムだ。

さらに、面白いのが【夢の薬】で他人の夢に入り込むことができるらしい。相手が寝ている時にしか効果が発揮できないので、ほとんど眠ることのない探索者相手には使いにくいのだが、意外と有効な時がある気がした。

そして【安眠棺】はダメージを負った時に非常に便利なもので、自分の体が回復するまで、次元的に閉鎖された場所に移動し、吸血鬼の棺みたいな感じで、棺の中で休むことができる。別にダメージを負ってなくても、有効に使えそうだ。

その一番の使い道は逃げる手段だ。伊万里が俺をどうしても殺そうとしてくるなら、伊万里に手をかけるなんて想像できない俺は、逃げ続けてる間に何かいいことが起きないかと思えた。さらに、【性別改変薬】が5つも出てきた。

シルバー級アイテムに関しては、複数個出てきたものが多い。しかし、一方で【炎龍・烈の魔石】や【明日の手紙】といったアイテムは、簡単には出てこないようだった。どうも【炎龍・烈の魔石】は二つまでしか持てないようだ。

【明日の手紙】に至っては、俺が手持ちを持っている時点で出てこなかった。どうやら、これらのアイテムは特別なもので、簡単には手に入らない運命にあるらしい。

さらに、シルバー級となる【上級ポーション】も7個も出てきた。さっさとルビーガチャを回したかった。だから、俺はブロンズカプセルやストーンカプセルに関しては義体を作り出して、分割思考を用いて、作業を続けてもらうことにした。

「やっぱりガチャ運が高いのは、探索者にとってかなり重要だな」

もう1人の俺と言ってもいい義体が、動いているのを見ながらルビーガチャへと移動していく。

「当然だ。ガチャ運1など最悪だぞ。どれだけレベルが上がっても、どれだけ等級が上の重要なガチャコインを手に入れても、あんまりガチャの結果が変わらん。ただ、超大当たりと呼べる虹カプセルがあるというだけだ」

「もしかしてガチャ運1って、どんなガチャを回しても結果が一緒なのか?」

「それにほぼ近い。一応上の等級になれば、それに合わせたアイテムは出てくる仕様なのだが、ガチャ運1だと、ガチャ運がそれ以上上がるということが起きない。そしてそのガチャ運だとルビーガチャを回しても、ストーンカプセルが出てくる可能性ですらかなり低い。ルビー級アイテムに至っては、虹カプセルを出すよりも難しいと言われているな」

「うわー」

美鈴はレベル800を超えたという話だが、よくぞそんなところまで行けたものである。榊が一緒に探索をしてくれていたようだが、いなかったら確実に詰んでたな。2人が今どんな状態なのか話を聞いて確認したい衝動にかられた。

「ガチャって残酷だな」

「ガチャ運1でなくても、普通に探索をしていると、ガチャから出るアイテムに困ることが多い。しかし、お前の場合はどうだ。必要のないアイテムがかなりある。今回のゴールドガチャの結果をすべて合わせると、不要なアイテムを売るだけで、兆単位の収入が得られるだろう。それはかなりの強みと言える」

「これにまだルビーガチャもあるんだよな」

「ルビーになるとルビーコインが大事すぎて、ガチャ運が上がるまで回さないという者もいるぐらいだ。まあ、貴様の場合はこれからしようとすることの難易度が高すぎて、回さないという選択肢は取れんだろうが」

「それにガチャ運9だもんな」

「どういう結果になるのか、何気に私も楽しみだ」

そんなことを話していると、話している間に結局、義体がカプセルの整理を終えてしまった。優秀なやつである。俺は相当数の使うことのない魔法陣をマジックバッグの中に入れ、果実はストーン級のものも入れると、100個近く出てしまった。

「レダ。皮とか種とか食べなくても大丈夫だったりしない?」

「可食部分以外は食べる必要がないな。胃の中にまで入った時点でステータスにプラスがつく。だから、胃の中に入った時点で魔法で燃やしてしまえばいい」

レダが教えてくれた。その言葉に従い、俺は【念動力】を使って果実の皮をむき、身だけにして空中に浮かべた。口の中に入れ、次々と果実を食べていく。甘くてジューシーな味わいが広がり、力が身体に満ちてくるのを感じた。

果実を20個ほど食べ終えたとき、胃の中で燃やすことができた。もちろん、【炎無効】の効果があるため、ダメージはゼロだ。このプロセスを繰り返すうちに、俺のステータスは合算すると2000以上も上がった。

「なんか果実だけでも強くなった気がするな」

俺はそう呟きながら、ルビーガチャの前に立っていた。カプセルを一通り整理して、いざ本番という心構えを作った。美しい鳳凰が描かれたコインを1枚投入する。何だかものすごくもったいない気がするがコインを入れなきゃ回せない。

ガチャのレバーに手を当てる。ガチャコンと音を立てながら回した。最初のカプセルが落ちてきた。それはブロンズカプセルだった。まずまず普通のあたりというところだろう。

期待感を抱きつつ、さらにコインを1枚投入して、ガチャコン、ガチャコンとまた回す。出てきたのはまたもやブロンズカプセルだ。

「おいおい、最初は不調だな」

俺は少し不満を感じながらも、止まることなく回し続けた。すると今度は連続でゴールドカプセルが2つ出てきた。幸先がいいと嬉しくなり、気分が乗ってくる。だが、またブロンズカプセルが5連続で出てきた。

「おいおい、これじゃあ期待が裏切られるじゃないか」

さらにその次はストーンカプセルが1つ出てきた。どうやらルビーガチャですらストーンのカプセルが出てくるらしい。だが落ち込んではいけない。美鈴などルビーガチャを回していても、白カプセルばかり出てくるのだ。

「美鈴を思えば俺はどれだけ恵まれているか!」

ルビーコインを1枚手に入れるだけでも探索者は命がけだというぐらいなのに、美鈴のガチャではきっとそこから白カプセルが出てきて、筆記用具やふりかけの袋が1枚だけ出てくるのだ。その時の絶望感は凄まじいものだろう。

俺は恵まれてる。そんな美鈴が聞いたら殺されそうなことを思いながら俺はさらにガチャコン、ガチャコンとガチャを回した。

「ブロンズ、ブロンズ、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ゴールド、ブロンズ、ゴールド……」

俺は目の前で次々と排出されていくカプセルを見つめる。期待が少しずつ薄れていくのを感じながら、心の中で焦りが膨らんでいく。

「で、出なくない?」

自分の声がどこか弱々しく響く。心の中で美鈴をバカにしてしまったから呪いにでもかかってしまったのだろうか。ルビーコインを30枚投じた。30回以上回しているのに、ルビーカプセルは一向に出てこない。

美しい鳳凰が描かれたルビーコインが、ガチャの中に吸い込まれていく様子は、まるで俺の期待も一緒に消えていくように感じた。

「レダさんや!」

「なんだ?」

俺の焦りとは対照的にレダは非常に冷静だった。

「全然あたりてないんですけど!? これは一体どういうこと!?」

「当たりが出ないって……お前は阿呆か。ルビーカプセルは滅多に出ない。私が見た中で一番ガチャ運の良かった者でも、レベル700を超えるまで回すのを我慢して、ようやく1つ出たのだ。いくらお前のガチャ運が9であると言っても、30枚投じた程度でビビるな。他の探索者はもっと厳しい戦いをしているのだ」

「いや、まあそうだろうけどさ。俺のガチャ運だと頭おかしいのかっていうぐらい当たりが出るものなんだけど……お前の見たガチャ運が一番高い人でどれぐらい?」

「ガチャ運8だとルビー級で何人か見たことがある。それで出てくる確率は31分の1だった」

「ほら。じゃあ、俺ってそれよりもいいってことだよな?」

「まあそうだな」

「もう30回超えるぞ」

俺は焦りを隠せずに言った。ガチャ運以前に、リアル運が悪いのではないかと考え始める。ガチャコンとレバーを回す。ゴールドは何個か出ている。ゴールドの個数から考えても、俺のガチャ運には狂いがないはずだ。

しかし、肝心のルビーカプセルが出てこない。

なかなか当たりが出ない。この瞬間こそ、ガチャの醍醐味だと思う。しかし、心臓がドキドキし、焦りが募ってくる。もう1個だけ運が上がるまで待つべきか、それともこのまま突き進むべきか。いや、迷っている暇はない。

戦力を整える必要があるのだ。伊万里から遅れること10年。遅れを少しでも取り戻すためには、伝説級のアイテムが出てくるルビーアイテムは、必要不可欠なものだ。しかし、またブロンズとシルバーのカプセルが続いて出てきた。

「頼む、ルビーカプセルを!」

声に出して叫ぶ。思いが募る。それでも、さらにガチャコンと回したガチャからはブロンズ、ブロンズ、ストーン、シルバー、シルバーと続いてしまう。

「37枚使っちゃったぞ」

「ふむ、あまり良いガチャとは言えんな。お前にとっての当たりの数が乱数的に外れる時に回してしまっている気がするな」

レダが言った。彼女の冷静な分析に、俺は思わずため息をつく。

「……」

ただ、幸いにもゴールドカプセルは5個出てくれている。最悪のガチャではないが、やはりルビーが欲しい。ルビーアイテムがないと、南雲さんから聞いた伊万里との戦いに勝てる気がしない。

彼女が強いという話と、レダから聞いた情報が、俺の胸を重くする。

「今さら引き返せるわけがない」

覚悟を決めて再びレバーを回した。ガチャが回転する音が心地よく響く。期待を胸に、再度カプセルを待つ。すると、今までとそれは全く違った硬い音が、耳に届いた。恐る恐る排出口を見る。それはとても赤かった。

「……」

それは、まさにルビーに輝いていた。ブロンズガチャで見たものよりも、深い色合いのルビーだ。あまりにルビーの色が濃くて、中身が見えないそのカプセルは、運命の予感を感じさせた。

「よーっしゃ!!!」

ガッツポーズを作り、嬉しさが溢れ出る。今すぐにでもそのルビーカプセルを開けたいという衝動が湧き上がってくるが、クミカのことを考えると、彼女を待たせるのは不安だった。

クミカは人前に出るのが苦手で、一人でいるのを嫌がる性格だ。俺の影の中に常に居たがる彼女の姿が目に浮かぶ。彼女の不安な表情を思い出すと、嬉しさが少しだけ冷めてしまう。

「時間をかけてられない」

自分に言い聞かせ、俺は次々とガチャを回し続けた。

「頼む、ルビーカプセルもっと出てこい!」

と叫びながら、どんどんと結果が明らかになっていく。すると、またしてもブロンズカプセルが出てきた。期待を裏切る音に、俺の心は沈んでいく。乱数的にほとんど出てこない時に当たっている。もう少し間を置いたら出てくるかもしれない。

そんなことを考えたが結局手は止まらなかった。

「——よ、よかったー!」

最後のガチャを回した瞬間、目の前に現れたのは再びルビーカプセルだった。今度こそ、俺はその場に崩れ落ちた。最後にこれが出てきてくれてなかったら完全に負けガチャだった。あまりにも嬉しい結果に、力が抜けてしまった。

今までの緊張感とは打って変わって、安心感と興奮が入り混じった感情が俺の中で渦巻いていた。

「まずまずの結果というところか。ルビーカプセルが4個。ゴールドカプセルが13個、シルバーカプセルが17個、ブロンズカプセルが45個、ストーンカプセルが6個だ。お前のガチャ運が良すぎて、ストーンカプセルに割り振られる数がほとんどない。おそらくガチャ運が10になれば、ストーンカプセルはほとんど出てこないだろう」

どうやら俺のガチャ運でルビーカプセルを出せる確率は1/20ほどのようだ。だから3個に終わる可能性も十分にあった。正直もうちょっとルビーカプセルは欲しかったが、ゴールドカプセルも十分な数が出たことで、希望が広がっていく。

ひょっとするとこれで、ゴールドの専用装備を完全に揃えることができたかもしれない。

「この数だと、装備が揃うかどうかは微妙だけど……」

「完全に揃うのと揃わないのとでは随分と違うからな」

「だよな。ともかく、開けよう。まずはルビーカプセルからだ」

俺の手は、ルビーカプセルに自然と伸びていった。ルビーでできたカプセルは、魔法的な力でつながっているかのように、どこにも隙間が見当たらない。触れると少しだけ温かみを感じ、その接合部がわずかに緩んだ。

心地よい感触が俺の手に伝わり、思わずドキドキが増す。

「これでもし外れアイテムだったらどうしよう?」

「ルビーカプセルに外れなどない。中には伝説級のアイテムばかりが詰まっている」

レダが言った。その言葉を胸に、俺はカプセルを開ける決意を固める。今まで感じたことのない緊張感と興奮が入り混じる。俺はカプセルの蓋を開けた。中から放たれる光は、まるで宝石のように眩しく、俺の目を引きつける。

心臓が高鳴り、期待と恐れが交錯する瞬間だった。