軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

3-15

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翌週の月曜日、私が魔術院につくと、教室に入るなりレナード様が駆け寄ってきた。

「メイベルさん! 金曜日にドレクスモルに遭遇したって本当!? メイベルさんが一人で倒したって聞いたんだけど……!」

「はい、実は金曜日の放課後に遭遇してしまいまして。なんとか倒せました」

「大丈夫!? 怪我はなかった!?」

「はい、この通りピンピンしています」

私は元気に言った。しかし、レナード様はまだはらはらした顔でこちらを見ている。

すると、後ろからほかのクラスメイトたちも集まってきた。

「メイベルさん、本当にドレクスモルを倒したの!? メイベルさんが杖を一振りしただけで一瞬でドレクスモルが塵になったって聞いたんだけど!」

「いや、俺はドレクスモルを跪かせて服従させたって聞いたぞ! メイベル嬢、ドレクスモルを使い魔にしたのか!?」

「メイベルさん、数十匹のドレクスモルに囲まれたのに一人で全員倒したのよね! 怖くなかった?」

クラスメイトたちがずいずい詰め寄ってくる。なんだかやけに話が誇張されてはいないだろうか。まだ週明けの朝だというのに、いつの間にこんなに話に尾ひれがついたのだろう。

私は慌てて誤解を解く。

「塵にも使い魔にもしていません! 気絶させただけです! それに私が遭遇したドレクスモルは一匹だけでした!」

「まぁ。メイベルさんはいつも謙虚ね」

「本当は使い魔にしたんだろ? ちょっと見せてくれよ!」

「本当は何匹いたの?」

私が本当のことを話しても、みんな全然信じてくれない。私は質問攻めにされ、もみくちゃになってしまった。

「メイベルさん、ちょっと外に行こうか」

「レ、レナード様」

私が次から次へと飛んでくる質問に困っていると、レナード様が小声でそう言った。

それからレナード様は、みんなに私がドレクスモルのことで先生に呼ばれていると嘘を吐いて、外に連れ出してくれた。

ようやく解放されて廊下でほっと息を吐く。

「ありがとうございました、レナード様」

「どういたしまして。大変だったね」

「ええ、みんな随分誇張された話を信じているみたいで……。私は一匹のドレクスモルを気絶させただけなのに」

「いや、それだって相当すごいけどね」

レナード様は真面目な顔で言う。それから心配そうに尋ねてきた。

「けれど、一体どこでドレクスモルに遭遇したの? メイベルさんは危険な場所に行かないように気をつけていたのに……。もしかして、ドレクスモルが明るい場所まで出てきていたとか?」

「いえ、ドレクスモルがいたのは、植物栽培室前の廊下です。そちらのほうから人の声らしきものが聞こえてきたので、つい近づいてしまったんです」

「えっ、危険じゃないか! 先生を呼べばよかったのに……!」

「悲鳴のようなものまで聞こえてきたので、先生を呼びにいっていたら間に合わないかもしれないと思って……」

顔を青ざめさせるレナード様に、私は言い訳するように説明する。

レナード様ははらはらした顔で尋ねてきた。