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生涯一度の「真実の愛」。代償を差し出してまで宣言されるなんてロマンチックですわね……え、ご存じない?

作者: 宗像 凪

あらすじ

シュトラーデンの王女ユスティーナは、十歳の時に隣国ルーヴェルンの王太子クローヴィスの婚約者となり、将来の王妃としての教育を受けるためルーヴェルンの王宮へ送られた。しかし彼女を待っていたのは、敵国の王女として冷遇される日々だった。婚約者であるクローヴィスも、ユスティーナに冷たく言い放つ。「所詮は敵国の娘を人質に取っているに過ぎん。わきまえていろ」と。十年後、先王の急死により即位したクローヴィスは、即位式の場でユスティーナとの婚約を破棄し、寵愛する伯爵令嬢ミレイユに「真実の愛」を誓ってみせた。それはルーヴェルン王国の伝説に倣った、華々しい愛の宣言であった。その「真実の愛」に、どれほどの代償が伴うか。新王も、貴族たちも、誰一人として知らない。知っているのは、十年を人質として過ごした敵国の王女と、彼女を弟子として慈しんだ老神官だけだった。

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