軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ポケットパペット

どーも私です。

さぁて、今回のゲームは、能力のためというより、幼女ちゃんが人形に仕込むセリフのヒント探しだ。

「ま、最悪ゲームじゃなくてもいいんだけどね」

単純にヒントを探すだけなら、私の領域でネット検索すれば良い。でもここは、ゲームを探しながら、ついでにヒントになるアイデアを見つけるのがいいと私は思った。

「主に私のやる気的に……」

いや〜、さすがに自分のためって関連付けしないとねぇ……どうしても腰が重くなっちゃうよね。

なんかこぉ……分かるだろ?

郵便局に行くためだけに外に出るのは面倒臭い、だから外に出る用事のついでに郵便局に行く……みたいな?

「ま、そんなことはどーでもいいか。さっそく……え〜

『人形』『ゲーム』『セリフ』……と、こんな感じで検索すればどうよ」

幼女ちゃんへヒントと、私のゲーム探しの検索をダイレクトに混ぜた頭の悪そうな検索結果はどうなるかね?

「う、う〜んイマイチ……」

なんかゲームとは関係ない検索結果出てきた。

幼女ちゃんのヒントになるページはあるかもしれんけど、クリックする気が起きない。

『ゲーム』を『ゲーム機』に変えて検索してみるか……。

そして一つの記事を見つけた。

「おう? んん? ほぉ……これは珍しいモン出てきたな……」

前の世界で一昔前に流行って、再びブームが来たとかなんとか。

それの亜種ってところかな?

はい題名はコレ……。

【ポケットパペット】

これは言わば携帯ゲームの一種だね。

携帯ゲームと聞いたら、普通どんな物を思い浮かべるかな?

持ち運びが出来て、本体にソフトを読み込ませれば、様々なゲームをプレイできるゲーム機じゃない?

しかし、このタイプのゲームはちょっと違う……。

元は【手のりペット】という大人気商品があったんだ。

手のひらサイズの電子ゲームに、キーホルダーが付いている非常にコンパクトな『おもちゃ』だ。

そう、ゲームというよりはオモチャに近いゲーム機。

ソフトの入れ替えなんて出来ずに、一つのドットゲームしかできない。

私は詳しくないけど、ジャンルでいうと『育成』に近いゲームだったらしい。動物を卵の状態から育てて、リアルタイムでお世話するゲームだ。

もちろん今の映像に慣れたゲーマーだと、物足りないクオリティのドット絵だろう。

でも当時は、小さくて持ち運べるこのタイプのゲームがお手軽で、子供のみならず大人にも大人気となった。

「そしてその大人気にあやかって、様々な派生作品が生まれた……と」

【ポケットパペット】もその派生作品の一種だね。

だが、ポケットパペットはブームの中でも後年に出た作品で、本家にはないある特殊が人気となった。

そのお陰で、このポケットパペットは派生作品というよりは、オリジナルと見なされているようだ。

その特殊とは……『ゲームのキャラクターがプレイヤーに話しかけてくること』

そう、ドットのクオリティが上がったお陰で、文字を表示することができるようになったこのゲームは、まるでポケットの中に、会話のできる友達を連れているような感覚を味わえるのだ。

「その分、本家よりデカいし値段も高かったらしいけどね」

なるほどなるほど……さっそく幼女ちゃんへのヒントをみつけちゃったかなコレは。

「ま、試しにちょっとやってみるか……」

へいカモン!

指を弾いてゲーム机に指を指せば、ニュッと箱が現れる。

「おう……思ったよりデカいな」

箱を開けて見てみれば、丸型のソレは一応キーホルダー用のチェーンが付いているけど、大きさは私の手のひらよりだいぶ大きい。

「ふむ、女児向けに作られた感じかな?」

箱のデザインからしてそんな感じ。

お、一応『あらすじ』みたいなのがついてるね。

なになに……。

『ある日アナタが家に帰ると、部屋に一体の人形が立っていた。人形は魔法の国からやってきたらしく、この世界の事を知るためにやってきた魔法少女の仮の姿らしい。人形の姿になった魔法少女とアナタの生活が始まる』

「いや、女児向けなんだろうけど……部屋に帰ったら人形が立ってるってホラーじゃん……」

ただの設定なんだけど、なんか不気味よね。

ま、まぁいいや。さっそくやってみよ……。

ゲームを起動して……。

「あ〜幾つかの人形候補から一体を選ぶ感じか」

ピッピッピッ……ピピッ

ほほぅ、一応頑張ってるね。限られたドットで見た目や個性をだすのが大変のはずだけど、ソレでも動きや表情なんかが分かる。

いや、逆にコレだけのドットでよく表現できるなとすら思えるね。

まあそれでも、映像としてはどう見ればいいのか分からなくなる事もあるなぁ。

ピッピッピッピッ

え〜っと……じゃあ私はこの、たぶんドリル髪型の『アリス』にしようかな……。

ピッピッピッピッ!

『ハジメマシテ ネ ワタシハ アリス マホウノクニ カラ ニンゲンカイ 二 ヤッテキタ オヒメ サマ ヨ……』

「オッケーアリス様! アンタの言葉すっげぇ読みづれぇぜ!」

全部カタカナでじゃべんじゃないよ!

い、いや違うな……このゲーム、限られたドットしかないから必然的に、カタカナしか表記できないんだ。

う、う〜ん、いや悪くないけど、ちょっとかったるいかな〜……なんて。

ちょっと待ってね……。実はこんな事もあろうかと、もう一つ用意してあるから!

【ポケットパペット 据え置き版】

はい、このゲーム。女児を中心に人気を博したワケなんだけど。後に据え置き機で発売してんのよね。

据え置き機の時点でポケットじゃなくね? って感じなんだけど、綺麗な画面で描かれるポケットパペットはかなり好評だったらしい。

「最初からコッチでやれば良かったよ」

基本的にゲーム性なんかは携帯機と変わらないらしい。それに加えて、様々な追加要素があるらしいからね。

まぁ、コンセプトは携帯ゲーム機だったから最初にやってみたけど、今の時代、本格的にプレイするならこっちだね。

んじゃゲームスタート。

「ん、おおお! もしかして、そこの金髪ドリルはアリス様かい?」

オープニング画面では、温かみのある3Dで描かれる少女の部屋が映し出されている。

その部屋のベッドでは、足をプラプラさせながらリンゴを齧っている金髪ドリルの人形がいた。

「ほほぅ、アリス様、白黒のドットじゃ分からなかったけど、金髪だったのね。ドリルと言ったら金髪みたいなとこあるもんね」

アリス様以外にも、コタツで寝ている人形や、机で勉強している人形なんかもいる。

しばらくオープニング画面を見ていれば、部屋の扉をバタンと勢いよく開けて入ってきた人形がいて、アリス様と取っ組み合いを始めた。

「ははっ、オープニング画面を見てるだけでも楽しいわ」

人形の動きがコミカルで、勢いよく人形が扉を開いた時には、他の人形がビクッとしたりしていた。

「もうちょっと見てたいけど、そろそろ始めるか」

はいプッシュボタンからの、『最初から始める』をポチー!

『お友達を選んでね』……か。ここはまぁ、アリス様で行こうかね。

据え置き版では、元の四体から追加で三体の、計七体から選べるみたいだけどね。

お、アリス様の髪型を弄れる。たぶんコレは携帯機にはなかった要素だね。

長くしてドリルが地面を引き摺るようにも出来るのか。面白いけどデフォルトアリス様でいいかな?

『初めましてね。私は【アリス】。魔法の国から人間界にやってきたお姫様よ……』

ふむ、割とサクッとゲームに入るね。

部屋の中ではアリス様が時間経過とともに色んな行動を取る。

プレイヤーである私は、コマンドを選択してアリス様とコミュニケーションを取るワケだ。

どのコマンドを取るか迷っていたら、アリス様がベッドから飛び降りて、テテテと画面前までやってきた。

お、何ですのん? 早くしろって急かされるのかな?

『ねぇアナタ……これ美味しいわね! リンゴ? ……って言うらしいわね。人間界には他の美味しい食べ物もあるのかしら?』

そういやオープニングでもリンゴ齧ってたな。好きなんリンゴ?

『人間界の他の美味しい食べ物を教えて欲しいわ……。』

おん? 『教えてあげますか?』とな。

あ〜はいはい、このゲームの一番の特徴だね。

このゲームに登場する人形たちは、プレイヤーとの会話を通じて言葉を覚えていくんだ。

「ほんじゃ人間界の美味しい食べ物を教えてあげようかね。『豚骨ラーメン』……と」

『【豚骨ラーメン】それって甘い?』

いや甘くないよ。いやだよ甘い豚骨ラーメンとか……。

『アナタ……それ好き?』

『しょっぱいのね』

『麺料理なのね』

『よく食べる?』

私の入力した豚骨ラーメンに対して様々な質問を投げかけてくるアリス様。どうやらアリス様の中で豚骨ラーメンに対するリスト分けがされているらしい。

そんな感じで色んな言葉を覚えさせる。

しばらくしてこんな事を言い出してきた。

『今日は、魔法少女友達のツインの所に行ってきたの。そこで出された豚骨ラーメンが美味しくて、マジウケたわ』

「お友達に何出させてんだよ……」

すげぇなツインちゃん。自宅で豚骨ラーメン作ってんの? 何十時間も煮込んでんのか? 魔法少女たち現世に染まりすぎだろ……。

「これ適当ぶっこくと、とんでもねぇ言葉喋り出すぞ……」

『近所のクソガキが歩いてたから、一発カましてやったら笑いながら札束をくれたの。だから私はお礼に拳銃を突きつけて遊んだの。楽しかったわ!』

なんか魔界の姫様が薄汚ねぇこと言い出した……。

――――――――――――――――――――――

「んん? もしかしてアリス様って……」

そんやって遊ぶことしばらくして、このゲームのもう一つの顔を見た気がした。

このゲームのコンセプトとしては、可愛らしい人形とコミュニケーションを取ってお喋りを楽しむゲームでいいだろう。

でも、お喋りを通じてしばらくすると、見えてくるもう一つの物語。

『何故魔法の国からやってきたのか?』

『何故人形の姿なのか?』

『アリス様は本当にお姫様なのか?』

明確に言うワケではないが、何処となく匂わせるのだ。

女児向けだから、子供には気付かないくらいの匂わせだけどね。

たぶん、人形たちは人間界に攻め込むための斥候のような役割を与えられているんじゃないだろうか?

友達の人形が部屋に遊びに来たりするんだけど、その時の会話もそう考えると、ちょっと怖い。

このゲームのクリアは、ゲーム内時間で三十日を過ごす事。

三十日を超えると、部屋にはアリス様のお手紙だけが残されていた。

『アナタと過ごした人間界の生活、喧嘩もしたけど楽しかったわ。一緒に色んな所に行ったわね。私は魔法の国に帰るけど、アナタも元気でね』

ふむ、ゲーム終盤に近づくと、アリス様の顔が曇るシーンが何度か見られた。普通にプレイするとプレイヤーとの別れが辛くて悲しんでいるとも取れる。

でもそれとは別に、何かを決意した顔とセリフ。

もしかして、内部的に好感度とかあって、人形たちは魔法の国に反逆を企てているのかもしれない。

ゲームクリア後に、ネットで調べてみれば、似たような考察をしている人が沢山いた。

ただの女児向けゲームでは終わらない、この裏側のストーリーが、このゲームの人気を生んだのかもね。

なお、開発陣からの、そういった内容に対する発表はなかったらしい。

「全ての真相は闇の中かぁ。気になるけど、そう言った終わり方も乙だよね」

とか思ってたら……。

「続編出てんじゃねぇか! 【ポケットパペット 七体ドール魔界の反逆!】」

なにが『乙だよね』だ!

思っクソ、裏ストーリーの外伝出てんじゃねぇか!

あ〜、人気のポケットパペットの外伝が二十年越しに復活らしい……。

しかもジャンルはRPG。

これターゲットは完全に女児向けじゃ無くなっとるわ。

ま、まぁ。気になるから、その内プレイしてみようかね。

――――――――――――――――――――――

「ってなワケでさぁ。何も幼女ちゃんが、全部のセリフを入れ込む必要はないと思うんだよね」

「…………」

私の発言を聞いた幼女ちゃんは、腕を組んで私の言葉を噛み砕く。そして、しばらく考え込んでと思ったらポンッと膝を打った。

「……おもしろい」

思いのほか抵抗を見せた勇者に対する、ラスボスみたいなセリフを吐きながら幼女ちゃんは呟く。

「出来そうなん?」

「……人形の持ち主がことばを覚えさせる。私はそのひながたをつくるだけで無限のセリフが生み出される……いいね」

どうやらポケットパペットの言葉を教えるシステムは、幼女ちゃんのヒントになったようだね。

――――――――――――――――――――

「本当に大丈夫なのかい? 欠陥品だったら流石に買い取らないよ」

「……もんだいない。不満があれば外して、店で新しい魔石を埋め込んでもらえばいい」

私たちは今、オバハン主婦の家にお邪魔している。

幼女ちゃんと私の交渉の結果、オバハンの買った人形に、幼女ちゃんの作った魔石を埋め込む許可をもらった。

『格安でお持ちの人形をラリアードールにしまっせ』という私たちの言葉に、オバハンは胡散臭げな表情をしていたが、仕方ないとばかりに、ため息を吐いて了承した。

「……これで完了。……起動」

『……』

幼女ちゃんの合図に、オバハンの人形は目をパチクリと開く。

うわっ、なんか人間みたいな人形の動きがキモい!

『おはよう、私のお友達はだぁれ?』

人形は座った状態から、首を動かすと、オバハンを見て、娘さんを見て、幼女ちゃんを見た。

「わたし! わたし! わたしがアナタの友達よ」

娘さんが、元気よくハイハイと手をあげて主張する。

『………………認証コード』

「……しょうにん」

『マスター権限承認』

幼女ちゃんが呟くと、人形はニッコリ笑って座っていたテーブルから降りる。地面にトトッと降り立った人形は娘さんの前まで歩いた。

『アナタがお友達ね。名前を教えてちょうだい?』

「リリア! リリアだよ」

『……【リリア】ちゃんだね。覚えたわ。私の名前は何かしら』

「えー、名前ないの?」

そうやって人形は個体を認識する。

え? ヤバないこれ?

幼女ちゃん、お前なに作った?

「ね、ねぇ幼女ちゃん。あの人形意思もってない?」

「……もってないよ。そんなの神のりょういき。魔力で個体を識別してるだけ」

「歩いたけど?」

「……もともと、瞬きをするプログラムはあった。それを全身に適応しただけ」

そ、そう。

「いやはや、最近のお人形さんは凄いねぇ。まるで生きてるみたいだよ」

オバハンがそう呟くけど、たぶん凄いのその人形だけですよ……。

「……さっきも言ったとおり、コマンドはパイプ端末に書いてあるから、確認して言葉を覚えさせて。コマンドは定期的に増えていくから、人形とパイプ端末の同期をすること」

「あいよ。さっき確認したよ。本当にコレだけで良いのかい?」

「……問題ない。その代わり」

「分かってるよ。わざわざチケットまで用意するなんて変な事するね」

『あの人は?』

「お母さんだよ」

『【お母さん】ね。覚えたわ。リリアちゃんとの関係は』

「お母さんだよ」

『覚えたわ』

これ、大丈夫か?

この世界って文明が発達してるじゃん。もしかしたらアレくらいの人形を作る技術くらいありそうだけど、明らかに売り出されてるラリアードールとやらの性能を超えてるよね? だって歩くんだよ……。

絶対騒ぎになるだろ……。

いや、幼女ちゃんもそこら辺は考えてるはず……考えてるよね!? まぁ、ダンジョン作ってる私が言うことじゃないか……。

「誰だ!」

そんなこと考えてたら、男の子が部屋に入ってきて、私と幼女ちゃんを睨みつける。

「こらラガッツ! お客さんに何て口の聞き方だい!」

「ふん、母さんには関係ないだろ!」

なんか反抗期の少年って感じ?

「……うるさっ」

「ッ」

幼女ちゃんの小声に少年は幼女ちゃんを睨みつける。

「ブス! お前の母ちゃんもきっとブスなんだろうな!」

「コラ! 謝りな!」

少年はオバハンの言葉を無視して、部屋を出て行った。

「すまないね。学校で上手くいってないらしくて、家では反抗期みたいになっちゃったんだよ。そのうち落ち着くと思うけど、嫌な思いをさせて悪かったね」

「おけおけ、別に気にしてないッスよ」

いちいち子供の癇癪に目くじら立てるつもりはないよ。

…………私はね。

「……おのれ、キサマの魔力……おぼえたぞ」

――――――――――――――――――――――

オバハン主婦の息子……ラガッツは最近学校で上手くいかずにイライラしていた。

自信のあったエリアモーターというスポーツ。

しかし、学校に入ってみれば自ずと見えてくる自分の才能。

将来は朧げにプロのエリアモーター選手になりたいと思っていた。しかし学校に入って気づく、自分は普通なのだという現実。

自分より才能のある選手に劣等感を抱いてしまった。

そのイライラをその相手にぶつけるのは、負けたようで出来なかった。だからその矛先が家族に向いているのだ。

「ちッ」

リビングのソファーに乱暴に腰掛ける。

どうやら母親と妹は風呂に入っているようだ。

目の前のテーブルには、妹の買ってもらった人形が目を閉じて座っていた。

「ふん、リリアばっかり!」

高い人形を買ってもらった妹に嫉妬の念が生まれる。

自身はもっと高いスポーツ用品を買い与えられていることも忘れて……。

昼間に来ていたリリアの友達であろう、幼女二人にも暴言を吐いたが、気にすることではない。

現に一人は笑いながら、小物でもみるように笑っていた。

だが、少年は一つ……勘違いをしていた。

『…………キチッキチチチ!』

「なんだ? この音?」

白髪の幼女はブチ切れていた。

少年は白髪幼女の地雷を踏み抜いていた。

だから、白髪幼女は細やかな復讐を仕込んだ。

「ヒッ!」

テーブルに置いてあった人形が、ギュルリと少年へと首を回す……。

目は吊り上がり、キチチチと虫の鳴き声のような音をあげる。

『……キチチチッ! コ ロ ス』

その瞬間、関節は本来曲がらない方向へと変形し、まるで蜘蛛のように少年へと飛びかかった。

「う、うわぁあああああ!」

その恐怖に少年は気を失ったが、彼の受難はコレから先も続くことになる……。

白髪の幼女が仕込んだプログラムは、

辺りに少年以外の魔力反応がないこと。

少年だけが範囲にいる状態で、一定確率で飛びかかるプログラムを組み込んだ。

なお、このプログラムを仕込んだラリアードールは、後にクロックシティーで爆発的な広がりを見せることとなる。

そう、このプログラムを仕込んだまま……。

少年の反抗期は、もちろん終わりを告げた。