軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

三百七十六話

いつもように朝のホームルームが始まるまでクラスメイトと喋っているとレイシャ先生がやってくる。

皆、席に戻りそれを確認したレイシャ先生が口を開く。

「おはようございます。明日から1週間恒例の演習を行います」

学園では生徒達のステータスを伸ばすべく演習を重要視している。

「班分けはこちらで行いましたがクロード君とエリーゼさんは近衛騎士団からの申し入れにより監督役の高等部の生徒と共に別のダンジョンに行ってもらうことになりました」

教室内がざわつく。

近衛騎士団は王族を守るのが任務であり学園の演習に介入してくるのは本来であればありえない。

「静かに。最近のエリーゼさんの成長は著しいものがあるしクロード君の実力は言うまでもないわね」

クラスメイト達は静かに頷いている。

「質問がなければこのまま授業に移ります」

近衛騎士団が介入してきた目的はわからないが考えても仕方ないことなので授業に集中するのだった。

翌日。

指定された場所にエリーゼと共に向かうと高等部の生徒が待っていた。

その中にはアイリス姉様も混じっており挨拶する。

「アイリス姉様。今回はよろしくお願いします」

「久しぶりね。今回は異例尽くしだけど演習を成功に導きましょう」

しばらく待っていると馬に乗り綺麗な装飾の施された鎧を身に着けた騎士達がやってくる。

「全員揃っているな。私が今回の演習の責任者になるアンベルだ」

「近衛騎士団長、自らなんて大丈夫なの」

「陛下からは許可を頂きました」

「それならいいけれど貴方にもこんなところがあったのね」

「恐れ入ります。それでは準備もよろしいようなので出発いたしましょう」

クロード達は馬車に乗り込み近衛騎士団の面々が護衛するように馬を走らせて出発した。

馬車は問題なく進み目的のダンジョンにやってきた。

クロードには馴染みのあるリザードマンが出るダンジョンである。

「ここからは徒歩になります。目指すのは第3層のハイリザードマンの出る区画です」

冒険者も多くおり接敵することは少なく3層に繋がる安全地帯まではたどり着く出来た。

「ここで一度、大休止しましょう」

ここまでの戦闘はエリーゼを中心として進んできたためクロードは率先して食事の準備をはじめる。

まずは野菜とオークの肉を使ったスープを作り各種調味料で味を調える。

そして貝と海老を豊富に使った特製のソースを作りパスタを茹で皿に盛ったらソースを絡め仕上げに大和国で手に入れた刻んだ海苔を振りかける。

完成した品々に皆、興味深々なのであった。