軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百五十八話

細かい調整の為にニーパスとグローリアを飛び回っていたクロードだが数日はあっという間に過ぎグローリアの冒険者組合にきていた。

クロードは会議室に通され多くの冒険者の前に立っていた。

「辺境伯様。全員というわけではありませんが概ねグローリアに所属する高ランク冒険者達です」

「ありがとうございます。初めまして僕はクロード・フォン・プロミネンス辺境伯です」

冒険者達に困惑が広がっているのがわかっているが一気に言い切ることにする。

「新たにこの鉱山都市グローリアを領地として治めることとなりました。そこで皆さんにはこの地を治める領主として依頼を出したいと考えています」

「依頼だと。高ランク冒険者を集めてまで出すような内容なのか」

「皆さんにはダンジョンの第4層まで潜っていただきある鉱石の採取をお願いしたいのです。引き受けてくださる方だけ残ってください」

1層2層だけでもそれなりの額を稼げているのに危険を冒してまで4層に挑む価値はあるのか考えた末に何人かの冒険者は去っていく。

それを見届けたクロードは再び口を開く。

「残ってくださった方々は依頼を受けてくれるとのことでいいのですね」

「その欲しい鉱石ってのは何なんだ」

「ミスリルとオリハルコンです。残ってくださった方々は辺境伯家の当主として全面的なバックアップをさせていただきます」

「具体的には何をしてくれるんだ」

「消耗品は勿論のこと武器や防具といった装備品に対してもバックアップさせていただきます」

「話はわかった。だがこれだけ好待遇だと逆に心配になるんだが」

「言い忘れていました。成績の良い方は家臣として迎え入れるつもりですので頑張ってくださいね」

クロードは言うことを言ったのでこの場から去っていく。

残った冒険者達は話し合いをしていた。

「おい。どうする。条件はいいが4層なんて未知の領域だぞ」

「俺はやるぜ。消耗品だけでなく装備品も補償されてるんだ」

「辺境伯家の家臣か。悪い話じゃないな」

「馬鹿。お前なんて死なないようにするのだけで精一杯だっての」

「それにしてもグローリアでミスリルやオリハルコンが取れたなんてな」

「たまに深く潜る奴はいたがこの情報を知ってたんだな」

「知ってても潜ろうなんて考えたか」

「今更辞退するってわけにもいかないだろうしな。やるしかないさ」

「とりあえず装備のバックアップしてくれるって話だし早速頼みにいこうぜ」

「抜け駆けなんてずりぃぞ」

クロードから依頼を受けた冒険者達はやる気に満ちていた。