軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

二百五十七話

冒険者組合を後にしたクロードはグローリアを治めていた代官に会うために中央にそびえたつ城を目指していた。

門番に辺境伯の貴族証を提示するとそのまま通され使用人が代官のもとまで案内してくれる。

「クロード辺境伯様。ようこそいらっしゃいました。通信の魔道具にて連絡は受けております」

「クロードで構いませんよ。グローリアを領地とすることは決まったけど細かいことはわからないから色々と教えてくれると嬉しいな」

「もちろんでございます。クロード様の補佐をするようにと言いつかっておりますので」

「まずは軍備の状態を教えてもらってもいいかな」

「街の警備を担当する衛兵部隊とダンジョンを管理する管理部隊で全てです」

「衛兵部隊はいいとして管理部隊ということはダンジョンの氾濫には対応するけど内部には入らないってことだよね」

「そうですね。変に部隊を投入して冒険者と揉めた過去もございますので氾濫に備えるということになっております」

「今までは鉱石は冒険者頼りってことだね。鉱石を安定して入手するためにニーパスで新部隊を編制中でね。うまいことやらないと荒れるってことだね」

「そうですね。ここの冒険者達は街を支えているという自負がありますから気難しい相手が多いのですよ」

「冒険者組合とは話をつけてきたからこちらでも手を打つけど苦労をかけることもあると思うけどよろしくね」

「わかりました。私もこの地を長年支えてきた自負がございます。何かあっても対応するとお約束しましょう」

「次に確認したいのは入手した鉱石の使い道かな」

「冒険者組合が一度買い取りそこから幅広く国内に流れている状況です。冒険者組合から儲けた何割かを税として取り立てています」

「必要があれば買い取ることもできるけど基本はノータッチということだね」

「そうなります。クロード様は魔道具を作られるということで安く仕入れることも可能ですがどうしますか」

「必要があれば頼むけど今は大丈夫かな。次に確認したいのは食料状況かな」

「食料は栽培できるスペースが少なくほとんどは輸入に頼っています」

「新鮮な食料は貴重ってことだね。携行食ならまわせるんだけどどうだろう」

「冒険者達はダンジョンに篭る際に利用していますし住民の中にも利用しているものがいますのでルートが確立できるなら喜ばしい限りです」

「わかった。そちらの方は手配しておくね。次は・・・」

その後も代官とクロードは細かい箇所の話し合いを続けていく。

鉱山都市グローリアを栄えさせるために全力を尽くすのだった。