軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

762話 久しぶりの再会をもう一度

「レイン君!」

みんなと一緒に情報収集に出て……

最初に冒険者ギルドに顔を出した。

そこで懐かしい顔に再会する。

シフォンだ。

彼女はこちらに気づくとぱあっと笑顔を咲かせて駆け寄ってくる。

「わぁ、久しぶりだね!」

「うわ!?」

いきなり抱きつかれてしまう。

それだけ再会を喜んでくれているのかもしれないけど……

なんていうか、この状況はまずい。

色々な意味でまずい。

「あら、あら。そういうことは……」

「むぅ……ダメ」

「あら?」

イリスが間に入ろうとして……

しかし、それよりも先にニーナが動いた。

俺とシフォンの間に入り、引き剥がす。

そして、俺に抱きついていいのは自分だけ、と主張するかのように体を寄せてきた。

なんだろう?

ニーナらしくない行動というか、今までに見せたことのない感情のような……?

ノキアさんと離れているから、寂しいのかな?

「あ……ご、ごめんね。嬉しくて、つい」

シフォンは我に返った様子で、頬を染めつつ離れた。

たはは、とごまかすように笑う。

「本当にごめんね?」

「いや。別に怒っていないし、怒るようなことでもないから。それよりも、久しぶり。元気にしていたか?」

「もちろん……って言いたいところだけど」

シフォンの表情が曇る。

そういえば、ショコラとミルフィーユはどうしたのだろう?

三人はいつもセットの印象なのだけど……

「レイン君達は、どうして王都に?」

「えっと……ちょっとした依頼を請けたんだ」

シフォンが冒険者狩りのことを知っているか不明なので、言葉を濁しておいた。

すると、彼女は真面目な顔に。

そっと顔を近づけてきて、

「……もしかして、冒険者狩り?」

周囲に聞こえないような小さな声で、そう確認をとる。

「知っていたのか?」

「うん。色々とあってね」

「ウチら、なんか色々と情報交換ができそうやな。ちょっとお茶でもせーへん?」

「お茶、飲む!」

「飲みたいっす!」

お茶と聞いて、サクラとライハが顔を輝かせた。

そんな二人を見て、シフォンが、さきほどとは違う感じで微妙な表情に。

「この子達、初めて見る顔だけど……いつの間に」

「うん?」

「レイン君ってば、また女の子を引っ掛けて……」

否定したいが否定できないような、なんだか複雑な気持ちだ。

「……とりあえず、私達の宿に来て」

真面目な顔のシフォンにそう言われて、彼女達が泊まる宿へ移動した。

広く綺麗なところだ。

そのまま部屋に移動すると……

「ショコラ!? それに、ミルフィーユも……!?」

ぐったりとした様子でのショコラとミルフィーユがベッドの上に寝ていた。

「しー……二人共寝ているから」

「ごめん……これは、いったい?」

「……冒険者狩りの被害に遭ったの」

悲しみと……そして、怒りを込めた表情で、シフォンは静かにそう言った。