軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

六三郎が悩みに悩んで出した条件とは

六三郎は、とりあえず軍勢を休ませる事にした。その道中でも頭の中では

(あの阿呆に、何かしらの罰を与えるとか。う〜ん、大殿は「死罪でも仕方ない!」みたいな感じだし、三十郎様に至っては疲れ果てていたし

でも、それを実行すると、俺の孫や曾孫の代に織田家からその事を口実に領地削減どころか、柴田家取り潰しになりそうなんだよなあ

言っちゃあなんだけど、俺の孫や曾孫が信雄レベルの阿呆になる可能性もありえるし、大殿や殿は勿論だけど、

殿の嫡男の三法師様の代になった時に、俺が生きていた場合は大丈夫だろうけど、一部の口うるさい大バカ野郎が、

「高代の事をおしかけ女房と思っているから大事にしないんだろ?可哀想な高代」なんて、「黙ってろボケ!」と思ってしまう

クソ面倒くさい言葉を言ったりしそうだけど、将来的な事を考えると、やっぱり現実的な路線の流刑をメインにしつつ、織田家に恩を売る形にした方が良いだろうな

その路線で行こう!実家には大殿の妹であるお袋が居るから、お袋より年下の弟さんの中で、ポンコツの人を引き取って世話してやれば、

織田家に敵意は無いと、俺が死んだ後もどうにかなるはず!よっしゃ!明日の朝一に、大殿にこの事を伝えよう!)

六三郎は課題の答えがまとまった様で、なんとか、この日は眠る事が出来た

翌日

「大殿、朝早くから申し訳ありませぬ。前日に大殿から考えておく様に言われました、例の件で答えが出ましたので、お伝えしておきたく」

六三郎は信長の部屋の前まで行って、声をかけると

「しばし待て!身なりを整えてからとしよう!」

そう信長から言われて、しばらく待つ事、およほ5分

「入って良いぞ!」

信長から許可が出たので、部屋に入ると

「じっくりと考えた様じゃな!顔に迷いが無いのう!」

六三郎以上に、すっきりした顔の信長が居た。信長は

「この後の論功行賞もあるので、先ずは六三郎。お主が三介に対して求める処分を伝えよ。良い内容であれはわそのまま使う

いくつか手直しが必要だと判断したら、手直しをしよう!それで、どの様な事を求めるのじゃ?」

六三郎に「内容次第では、いくつか手直しをするぞ?」と、伝える。それを聞いた六三郎は

「はい。それで、構いませぬ。それでは、拙者の考えた三介殿への沙汰ですが、

先ず、織田の姓を名乗らせない事、そして、遠くの土地への流罪、最期に、柴田家の領地へ入らない!この3つでございます!」

前日に考えてい内容の半分を伝える。内容を聞いた信長は

「ほう。斬首や切腹はさせずとも良いと申すか。随分と甘いのう。更に厳しくしても良いと、儂は思うぞ?」

「更に厳しくしても良い」と言うが、六三郎は

「確かに、大殿の仰る通りです。ですが、三介殿が流罪先で嫡男を含めた男児が産まれて、拙者や拙者の子や孫に、恨みや憎しみを持たれても困ります

そこでです!大殿、三介殿を流罪先で見張る軍勢を出していただきたく存じます!無論、何も無しでと言うわけでは、ごさいませぬ!

今から提案します内容に、大殿が納得していただけましたらと、思っております」

信長に交換条件次第で、信雄を見張る軍勢を出して欲しいとリクエストする。それを聞いた信長は

「ほう。儂に交換条件を出すか。面白い!申してみよ」

笑顔になった。信長の笑顔を見た、六三郎は

(あ、絶対、悪ノリする気の笑顔だ。これは、俺の想定以上の結果になるかもしれない!だけど、俺の子孫の為だ!受け入れよう!)

腹を括って、交換条件を伝える

「はい。もしも、大殿のご存命のご兄弟の中で、母上より歳下の方の中や、殿の庶子の様に、立場があやふやの方が居ましたら、

柴田家で身を引き受けて、何かしらの役職に就いてもらおうと言うのが、拙者の考えました内容にございます」

六三郎の条件を聞いた信長は

「ほう。市より歳下の者の中で、織田家で持て余しておる者を引き取って働かせると申すか」

先程よりも笑顔になる。そして六三郎は細かい説明を行なう

「はい。大殿も殿も、そして徳川様も、かつて「柴田家で何もしない者は赤子のみ!幼子ですら学んで、掃除をしておる」

と、仰ってくださいました!これを、殿のご兄弟を始めとした方々が実践してくださいましたならば、更に他の家にも広がっていくと、拙者は判断しました

それに、父上からの文で知りましたが、柴田家はこれから本拠地を播磨国に移動します。播磨国だけでなく、

柴田家の領地は広いので、内政が出来る者を、各地へ動かした場合、現在柴田家で学んでいる若武者達に教える人材が足りませぬ!

なので、三介殿を除く織田家で立場があやふやな方を引き受けて、教える人材になっていただきたく!」

六三郎の細かい説明を聞いた信長は、

「六三郎、お主の出した交換条件じゃが、その大まかな条件は良い。じゃが、市より歳下の弟達となると、三十郎とも話し合って判断せんといかぬ!

それに、勘九郎の庶子となると、勘九郎とも話し合いが必要じゃ!なので、とりあえずは三介への沙汰を採用するに留める!それで我慢してくれ!」

六三郎の提案を了承した。これで一応、六三郎の課題は終了した。これから論功行賞が始まるが、そこで六三郎の仕事が増える事を、六三郎本人はまだ知らない。