作品タイトル不明
余韻
[『アマテラス社』アナウンス]
[『ケタケタ汽水域』にて『ゴースト港』を解放しました]
[解放者 まおう、飛雷神、玩具戦士、エンジェル]
「お、街が解放されてる」
再度ログインして少し経つと、ふと『ゴースト港』が解放されたとのアナウンスが入る。
俺がログアウトする前、街の解放まで突っ走るとは言っていたが、まさかここまで早く解放してくれるとは。
「後で『ゴースト港』に行くとして、まずは遺物だな」
ひとまず、俺は入手した遺物を改めて眺める事にした。
そろそろ新たな方向性のビルドを組んでみたいと思っていた所だが、果たしてどんな遺物なのか――――
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
喰種魂
魔力 100
大食喰種からドロップする遺物。
その大喰らいの魂は多くの存在を求めている。
【飢餓脂肪】
種類 常時
常に自身の魔力を1毎5を消費してしまうスキル。
魔力を消費した分だけ自身を回復する。
また自身の体力が最大値の場合、追加で体力を得る。
追加体力は現地点の最大魔力と同じとし、追加体力の増加が止まった場合、自動魔力消費も止まる。
魂縫双銃
攻撃力 100
吸収効力 1毎2
状態異常命中 +30%
制約 武器枠を2つ使用する
三魂縫合体トライソウル=ドールからドロップする遺物。
それは三つの魂を縫い合わせた人形が握っていた双銃。
撃ち込まれた弾は、肉ではなく魂を穿ち、奪い取る。
【魂吸収弾】
種類 即座
消費魔力 30
攻撃命中時、相手を吸収の状態にする。
吸収の状態となった相手は吸収効力分の魔力を消耗し、その分自身の魔力を回復する。
また吸収の状態となった相手を更に攻撃した後、更に魔力を与えたダメージの10%を吸収する。
縫魂礼装
体力 200
魔力 100
防御力 30
素早さ 50
状態異常耐性 +30%
三魂縫合体トライソウル=ドールからドロップする遺物。
縫い合わされた魂は安定を拒む。
その力を解き放つ時、着用者は魔力の代償を強いられる。
【魂枯渇転化】
種類 常時
吸収の状態となった相手の魔力が0となった場合にのみ発動可能。
相手の体力を吸収効力分吸い出し、自身の体力を回復する。
また、自身の体力が最大値の場合、自身の魔力を回復する。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「……無茶苦茶強くねぇ?」
まず、ステータスの桁がおかしい。
3桁だってさ3桁。
素の遺物でこんなステータス初めて見るって。
性能としては、魔力を大量消費する代わりに、相手を吸収の状態異常を付与して魔力吸いまくるってビルドだ。
これまで以上に魔力の残量を気にする必要があるが、上手く戦えば相手を戦闘不能にしつつ、一方的に攻撃出来る。
上級者向けの性能だが、それ故に破格のステータス。
「こうなると電磁とはおさらばかな」
イベントで大いに活躍した電磁の状態異常だが、遂に御役御免となってしまったか。
『災極双転銃』と『災雷纏装』、そして『蜂王の統率環』は大事に金庫に仕舞っておこう。
「あ、思い出した。俺ランク30になったんだった」
それなら、さっさと『ゴースト港』行って階級報酬貰いに行ってみるか。
[『アマテラス社』アナウンス]
[『キラキラ氾濫原』にて『アマゾン村』を解放しました]
[解放者 BAN、ぽぽたん、蛇者、猫仙人]
「『キラキラ氾濫原』に『アマゾン村』?」
どうやら、別の方でも新たな街が解放されているらしい。
マップを見てる限りだと、『ノドカ山脈』の東方面か。
そっちにも行ってみたいけど、一旦は後回しだな。
「うげ、ここ木の根っこが足場なのか……なんて不安定な」
俺は木の根の足場を伝いながら、『ゴースト港』まで歩き出した。