軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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バレました。

いや、バレたと言うよりもやっと気付いたかと言うべきか?

リオネル殿下、ラシュベル様、グレン様があんぐりと口を開けて固まっている。

しれ~としているレオニールはやっぱり気付いていたのね。

そう、この冬季休暇を利用してまたダンジョンに潜ることになったのだけど、今回はエル姉様とアル兄様も一緒に参加しているのだ。髪と瞳の色を変装した私と同じ黒髪に濃い茶色の瞳に変えてね。

で、リオネル殿下は流石と言うべきか色の違うエル姉様を一目見ただけで見破ったのよね。どれだけエル姉様が好きなんだよ。

ピッタリした脚のラインが出るパンツに、白いシャツに茶色のベストのラフな格好のエル姉様を『エ、エルシア嬢・・・・・・』と名前を呼んでから動かなくなった。

まあ、それはいい。この人は放っておこう。

そうなると、一緒にいた男性がアル兄様だとすぐに気付いたラシュベル様とグレン様。

まあ、コレもいい。

ここまでヒントがあってやっと、この3人は私に気付いたのだ。

『『『う、嘘だろー!』』』

3人の声がダンジョン内に響いたね。

『お、俺は、フィ、フィオナ嬢にボコボコにされたのか?』と、膝をついたのはグレン様。

『わ、私を壁にめり込ませたのがフィオナ嬢なのか?』と、震えるのはラシュベル様。

『え?え?ええ?』と、エル姉様と私を何度も見比べるのはリオネル殿下。

そんな事よりも驚くのはまだ早い。

実際のエル姉様とアル兄様の実力を目の当たりにした3人はショックで再起不能になった。

その3人を『ドンマイ』と、慰めたのはジン。『やる気がないなら死んじゃえば?』って拳を握ったのはサラ。

サラの恐ろしさを知っている3人はすぐさま気合いを入れ直していたけれどね。

「あら?思っていたよりもやれているのね」

今は90階で特訓中の4人を見学している。

今の彼らならパーティーでこのダンジョンの最下層のボスぐらい倒せるだけの実力は十分ある。

でも、彼らが目指しているのは一人でも最終ボスを倒せるだけの力をつけることなんだ。

私よりも特訓に費やす時間が明らかに少なかったはずなのにエル姉様とアル兄様は出来ちゃうんだよね。・・・・・・何で?

私、何年間も死に物狂いで鍛えられてきたんだよ?それこそ三途の川だって見ちゃうぐらいに。

「アルもわたくしもフィーを必ず守ってみせる。それこそ命にかえても守るってね。ふふっ心構えが違うのよ」

「大袈裟ではないよ。フィーは大好きで大切な僕たちの妹なんだからね」

って、エル姉様とアル兄様に頭を撫でられた。

何で私の考えていることが分かったの?

それに『命にかえても』って・・・・・・

もう!鼻はツンってするし目頭が熱くなるじゃない!

「わ、私だって!私だってエル姉様もアル兄様も大好きで大切です!」

「ええ、だから最後まで頑張りましょう?」

「そうだよ。僕たちを頼っていいんだよ。フィーは一人ではないんだからね」

もう、涙を耐えることは出来なかった。

◇◇◇

愚かでありがとう。

まさか私たち家族だけでなくジンとサラまで揃っているところに仕掛けてくるなんてね。本当に愚かとしか言いようがない。

しかも、見るからにゴロツキ?チンピラ?そんな男たちを従えていたところを見ると、 フ(・) ィ(・) オ(・) ナ(・) が心が壊れた原因・・・・・・両親とアル兄様、エル姉様が目の前で殺された前回と同じ行動をしようとしていたのね。

それと、我が家の見習い執事。

陰で『魔王』と呼ばれるお父様が殺されたなんておかしいと思っていたのよ。

まさか、見習い執事の淹れたお茶に毒が仕込まれていたなんてね。

ここにサラが居てくれて助かったわ。

サラは常時鑑定魔法を発動させているからね。

2年前から雇っている見習い執事は仕事も丁寧だし、真面目な青年だった。

そんな彼がお茶に毒をいれるなんて・・・・・・いつ彼女と知り合って何でそんなことをしたのか、これから聞き取りをするだろうけれど、それはお父様にお任せして・・・・・・

それよりもまずは彼女だ。

取り押さえられて床に顔を押し付けられてもまだ、私を睨んでくるオルセロー嬢をワザと蔑むような目で見下ろしてやる。

今度はアンタが怯える番よ。

~クスター・オルセロー男爵令嬢視点~

計画は万全だ。

学園で誰にも相手にされなくても街に繰り出せば、次々とあたしに声を掛けてくる男たち。

見るからに上品な貴族の男性は残念だけれど今はお呼びではない。

今回あたしが探しているのは・・・・・・「よう。暇なんだろ?俺たちが遊んでやろうか?」「楽しいことしようぜ」そう、こんな男たち。

彼らを利用するために気持ち悪いのを我慢して相手をしてあげた。

密室に6人の男とあたし。

何度も気を失うほどの快楽を与えられた。

でも、目的を達成するために意識のある間は彼らを煽て続けた。

一日目で部屋はむせ返るような体臭と体液の匂いで充満していた。それが3日間続いた。

あたしは微かに洗脳魔法が使える。普段それを使用しても掛かる成功率はかなり低い。

でも、この状況と煽て続けて気が大きくなっていた男たちは見事に洗脳されてくれた。

『フォーライト公爵家を一緒に襲撃して欲しいの』

『フォーライト公爵家の美人姉妹を好きにできるわよ。もちろん彼女たちは男を知らない綺麗な身体よ』

他にもお金持ちになれるだとか、いろいろ言ってその気にさせた。

そしてもう1人、フォーライト公爵家の見習い執事。

子爵家の四男だとかで、自分は兄弟の中で誰よりも優秀なのに家督継げないことが不満だと飲み屋で愚痴をこぼしていたところを誘ってその気にさせた。

『あたしが高位貴族に嫁いだら貴方との間でできた子を跡継ぎにさせるわ』

『夫が不幸な事故に合えば、貴方を迎え入れてあげる。そして貴方が当主になるのよ』

簡単だった。

そして決行した。