作品タイトル不明
41「ようやく一日が終わるんじゃね?」②
「あー、ようやく一日が終わる。昨日といい今日といい……イベント多すぎじゃね?」
「ははは、まさか学校行った方がイベントが多いなんて、俺も思わなかったよ」
夏樹の部屋で、寝る体制に入った夏樹は一登と何気なく会話していた。
義政はすでに床に敷いた布団で寝ている。
征四郎は明日、迎えに来ると連絡が早い段階であったので問題はない。
サタンも義政が作ったカクテルを何杯か飲んでいたので気持ちよく眠っている。
「もう明日は学校行きたくないよぉ。森さんにぶっ殺されそうだし」
「えっと、どんまい」
「いやいや、一登だってロックオンされてるじゃん! 一緒に学校行って森さんにぶっ殺されようぜ」
「普通に嫌だけど」
月読も言っていたが、そろそろ一登も学校に戻る頃だ。
幸いと言っていいのか悩ましいが、ご両親もそんなに落ち込んでいない。
むしろ、どこか憑き物が取れたようにホッとしていると聞いている。
ただ、長男が亡くなりながら安心してしまった自分たちを自己嫌悪してしまうこともあるようだ。
一度、カウンセリングをした方がいいと、母春子が一登の両親に進めたようだが、どうなることやら。
できれば、いつもの元気なおじさんとおばさんに戻って欲しいと思う。
「夏樹くん」
「うん?」
「俺さ、明日一度家に戻るよ。最近、ずっとお邪魔しちゃっていたし」
「そっか」
一登は昔から家に遊びにきていたし、泊まってもいた。
最近は確かに一緒に生活をしているが、気にはならない。
だが、一登的には普段とは違う生活を送っていることに何かしら思うことがあるのだろう。
家族と話をしたと聞いているが、もっと話をすべきだと思っている可能性だってある。
「何かあったらいつでも言ってね。相談でも、鏖殺でも」
「お、鏖殺は遠慮しておくよ。でも、相談はするかも」
「いつでもどうぞ」
「ありがとう」
会話が終わった。
疲れているのか、睡魔がゆっくりと眠りに誘ってくる。
「おやすみ、一登」
「おやすみ、夏樹くん」
瞼を閉じた。
不思議な夢をみた気がする。
どこか慌ただしい夢だった。
――由良夏樹のレベルがなんか上がった。
「 Surpresa(びっくりだよ) !」