軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

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王都店も開店した。

うん、しちゃったんだよ。

連日、鉄道も満員御礼でもっと便数を増やすか、鉄道馬車の台数を増やして欲しいと言われた。

この前からダンヒルさんが、スイカズラ工房さんに魔石を動力とした場合、許容できる客車の大きさや重さを検証してもらっているところだ。

後、一つの魔石でどれくらいの時間、或いは距離を移動できるかについても検証してくれているはずだ。

もうねぇ、馬が多いと、馬が落とす落とし物がほぼ同じ場所に落とされちゃうので、時々ではあっても線路の清掃も必要になりそうで、試算してもらったら結構費用も人手も嵩むんだよね。

で、こりゃもう、魔石の方が経済的かもなんて思っちゃったんだよね。

で、もしスイカズラ工房さんで魔石を直に動力として使った場合、莫大な料金が掛かりそうなら、水を作る魔石と火を作る魔石の二本立てで蒸気機関を採択するのもありかもって思ってるけど、魔石だけで何とかなりそうなら、そっちのが楽だから嬉しいなぁ。

あ、考えが鉄道の方へ流れちゃったよ。

まぁ、兎に角、鉄道利用者や野次馬が多くて、ホテル王都店の前は必然的にいつも黒山の人だかりが出来ている。

なので、グランドオープンセレモニーも大公様に厳選して下さったお貴族様と一部の裕福な商人たちを招待しての晩餐会になったのだけれど、翌日からは王都に館を持ちながら試しに泊まってみたいだの、伝手は無いが会員制クラブに入れてくれだの、そりゃぁもう、有象無象が山ほど・・・・。

はぁ~。

まぁねぇ、そういうのは全部レセプションや会員制クラブの入口でスタッフがお断りを入れたり、ウェイティングリストに入れたりとまぁ、忙しい事この上なしですよ。

レストランも宿泊客よりもフローリストガーデン 光で食事が出来なかった人たちが大挙して押しかけて来ており、宿泊客の食事スペースを確保するのが大変なのだ。

ほんとぉ~~~に不本意なんだけど、宿泊客にはチェックイン時、ウチで食事をするかどうか、するなら何時頃に何人と予約を入れさせてもらっている。

でないと全然客が捌けないのだ。

「少しくらい遅れるのは構いませんが、大きく遅れた場合は席が無くなる可能性がございます」とレセプション担当者は毎回お客様に頭を下げつつ説明しなくちゃいけない。

でもこれだけ流行ると、大公様はとっても喜んで下さって、「お前に宿題を出して良かった。後、鉄道が出来て、精鋭たち全員の行く末を心配なくて良くなったのも僥倖だ」とおっしゃっていた。

会員制クラブが殊の外人気で、クラブもカジノも全店舗に造って欲しいだの、王都店にデパートをとか、エステはもっと施術師を増やして大規模にして欲しいなど、お客様からのご要望が尽きない。

でもねぇ・・・・設備を整えるのも大変だけど、何が大変ってスタッフをちゃんと教育するのが大変なんですよぉぉぉぉぉ。大変なんですよぉぉぉぉぉ。大変なんですよぉぉぉぉぉ。大事な事なので3回言ってみた。

まぁ、取り敢えずはこれが落ち着いたら勇者様の所も気になるし、モナミの様子も聞きたいし、『熊のまどろみ亭』のその後や、ランディとフェリシアの結婚式とか、ずっとばっくれている学園のイベントとか色々と気になっている事はあるのだ。

4年生になってから私が学園に顔を出したのは、メグたんと約束したあの日だけ。

でも、私たちが研修している時でも、学園ではひよこクラブや恐らくイベントクラブもイベントをやっていると思うんだよね。

私たちがイベントを実施していた時って、結構な数の4年生が参加してくれたんだけど、私はとてもじゃないけど学園に顔を出してイベントに参加するのは無理っぽい。

学期末試験はレポート提出でも良いとのことなので、冬のレポートは作成した物を冒険者を雇って学園に提出してもらっている。

こうするとギルドにレポート提出の手続きを依頼した記録が残るので、万が一レポートが提出されていなかった場合は、冒険者がその責を負う事になり、私は提出した扱いになるのだ。

色々面倒だよね。

で、これで5つのホテル全部が営業している状態になり、徐々に各現地スタッフに業務管理をしてもらっているので、少し休ませてもらいたいなぁとも思っているんだけれど、私が休む前に先に父さんやダンテスさんに休んでもらいたい。

だって、私が王都に居た時も父さんはあっちへこっちへとホテル間を回ってくれて、ダンテスさんは一緒に王都に居た時もデパートのテナント候補や大工、工房、研修の責任者、従業員を預けていた貴族家との折衝をずっとやっててくれてたもんね。

アイデアは地球の物をパクり、実質の手配はダンテスさんが、一旦開業してからは父さんが運営に力を貸してくれ、ガルフィールドさんが鉄道を実現してくれた。

人との繋がりにとても恵まれた人生だと思う。

例え、まだたった10歳だとしてもそう思うよ。

そうこうしている内に、ウチが中々デパートを王都に造らないものだから、どこかの商人がデパートを造ったみたい。

で、結構な客が入っているらしいとダンヒルさんが言っていた。

やったね。

これで仕事が一つ減ったよ!