軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

137.王子様登場!

陛下と宰相様が、奪い合うようにドライフルーツを食べていると

「ふふふっ。美味くて止まらないだろう?しかも、このジョアンのドライフルーツは驚くぞ。」

「「何がだ?」」

「ジョアン、これをサーチして見せてあげなさい。」

「あっ、はい。【サーチ オープン】」

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[干し芋]

蒸した甘露芋をドライフルーツにしたもの。

長期保存可能。

効能:むくみの解消。高血圧の改善。便秘解消。

老化防止。シミの予防。疲労回復。

貧血予防。冷え性予防。

食べ方:そのまま食べても美味。

ダイエット中の甘みの補給におすすめ。

ただし高カロリーなので食べすぎ注意!

補足:ジョアンがスキルで乾燥させた為、

効果が通常の3倍増し(今のところ)

美容目的には、もってこい!!

高カロリーの為、非常食にももってこい!!

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「「はーーーーっ!?サーチが見れるだと!?」」

「どうだ?ちなみに、うちの父は高血圧が平常値に下がったし、マギーも痩せて更に美しくなっ……あー、それと我が家に双子が産まれたんだ。男女の双子だ。」

「マジか!?高血圧が治るとは……しかも、男女の双子とは。ドライフルーツは子宝にも恵まれるのか?ジョアン嬢。」

「……子宝には関係ないと思います。」

「そうだぞ。子宝には関係ないが、妻が美しくなったなら……なぁ?」

お父様の赤裸々な発言に、子供3人は俯くしかない。

お父様、何を私たちに聞かせようとしてるのかしら?

これはお祖母様とお母様に報告しなければいけない案件ね。

「まあ、ともかくドライフルーツのことはわかった。これはランペイル領で販売しているのか?」

「ああ、既に商業ギルドにも登録は完了している。ただ、販売しているのは通常の天日干しだけだ。もしくはジョアン以外の者のスキルで作った物だけどな。」

「そりゃあ、そうだろ。ジョアン嬢のスキルだと効果3倍となっていたからな。」

「あっ、ちなみにジョアンのドライフルーツの場合、翌日には効果が出るぞ。」

「なるほど、では、明日が楽しみだな。」

*****

ーーー王城の中庭。

「ランペイル辺境伯、これが噂の白馬か?」

陛下がお父様に聞く。

「はい、さようでございます。」

あっ、周りに護衛の騎士様達がいるから表向きの陛下とお父様になってるわ……。

「ジョアン、頼む。」

「はい、スノーちゃん。陛下にご挨拶を。」

『はい。お初にお目に掛かります。こちらにおります主ジョアンと契約をしました、スノーと申します』

「「「「「おおーーー。」」」」」

やっぱり陛下、宰相様、騎士様が驚いているわね。

「スノーよ、羽を広げてはくれないか?」

「スノーちゃん、羽を広げて見せてくれる?」

『はい、かしこまりました。主。』バサッ…。

「「「「「おおーーー。」」」」」

陛下たちが感嘆の声を上げた時、面倒くさそうなのがやって来た…。

「わぁーすげー格好良いな!!ペガサスだろ?」

「フレッド、来客中だ。走るな!!」

あれは……たぶん装いからして王子様かしらね?

ああ、面倒くさいわ……。

「父上、これですか?ペガサスと言うのは!」

「何だフレッド、来客中だぞ!まずは挨拶が先だろうが!!」

「も、申し訳ありません、父上。……私は第一王子のアルバート・エグザリアです。」

陛下と同じ金色の髪を肩ぐらいまで伸ばし1つに結んで、青色の瞳。いかにも王子様ね。

もう1人は金色でツンツンした短髪、瞳は水色なのね。

「俺は、第二王子のフレッドだ。これは、王族への貢ぎ物だろう?」

と、スノーちゃんを指差す。

「「「「「「「はっ????」」」」」」」

お父様もお兄様達も私も、フレッド殿下の言っている意味がわからない。それどころか、陛下も宰相様もアルバート殿下でさえ、意味がわかっていないようだ。

「フレッド、お前は何を言っているのだ?」

「いや、父上。伝説の生き物のペガサスですよ?見つかった段階で王城に献上するものでしょう?」

「……いや、献上品ではない。それにペガサスはそちらにいるジョアン嬢が契約者だからな。」

陛下は私に視線で合図をする。

「お初にお目にかかります、ランペイル家長女ジョアンにございます。」

「おい、ジョアンとやら、俺にコイツを寄越せ!」

そう言って、フレッド殿下はスノーちゃんを触ろうとする。しかしスノーちゃんは、後ろに下りフレッド殿下の手を避ける。それでも諦めず触ろうとするが、スノーちゃんはジョアンの元へ駆け寄る。

「止めるんだ、フレッド!!」

陛下が止めるが

「嫌です。臣下のくせに無礼な!!おい、そのペガサスをこちらに寄越せ!!」

「……陛下、発言のお許しを頂けますでしょうか?」

「許す。」

「申し訳ありません、フレッド殿下。こちらのスノーは、 私(わたくし) が契約者でございます。ですから、 私(わたくし) 以外には懐きません。お許し下さい。」

「な、何を……臣下の分際で!!」

そう言ってジョアンに手をあげようとする。

ジョアンは叩かれるのを覚悟で目を瞑るが

バチッ…。「フレッド!!いい加減にしろ!!」

「うっ……。兄上、何をするんですか!」

「何をするんですか、じゃない!!お前は、何も悪くないジョアン嬢に手をあげようとしたんだぞ!バカも我儘も大概にしろ!!……申し訳ない、ジョアン嬢。」

「いえ……ありがとうございます。」

ビ、ビックリした……。

酔っ払ったクレーム客にも、手をあげられたことがあるから平気だったけど……。

優しそうなアルバート殿下が怖かった……。あの人は怒らせたらいけないタイプの人ね。