軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

195話 ざまぁされし者たちの怨念【前編】

超未来神として復活したクトゥルー。

ぼくらの戦いは熾烈を極め、お互いに決定打を打てず膠着状態を保っていた。

しかし……。

「くははは! 僕の勝ちだエレンゥ……!」

上空にて。

何らかの準備を進めていたクトゥルーが、勝ち誇った笑みを浮かべる。。

「何をしようと無駄だ。僕は負けない……! 僕は折れない!」

「くく……ああ、そうだなエレン。君は確かに強い。心も体もだ……けどね」

クトゥルーがぼく……いや、ルルイエさんを見て言う。

「そこの愚妹はどうかな?」

バッ……! とクトゥルーが手を上げる。

「【 深淵誘呼喚(アビス・コーリング) 】!」

その瞬間……空が真っ黒に染まった。

空だけでなく大地も一瞬で黒くなる。

「なんだ……! くそ! こんなもの!」

僕は霊王の鍵を振る。

けれど、 回帰(リバース) の力が発動しない。

攻撃、じゃないのか……。

一瞬で闇は晴れる。

「な、なんだったんだ今の……」

「くく……すぐに気づくさ。エレン」

ぼくは攻撃をするために、飛び立とうとして……できなかった。

「霊装がとけている……?」

ルルイエさんと合体していたはず。

なのに、ぼくの体から、彼女がいなくなっていた。

「あが……が……うがぁああああああ!」

背後を振り返ると、ルルイエさんが倒れていた。

「ルルイエさん!? どうしたの!?」

ぼくは彼女に近づく。

彼女は白目を剥いて倒れている。

荒い呼吸を繰り返し、ガタガタと体を震わせていた。

「ごめん……なさい……ごめんなさい……」

青白い顔で震える彼女は、何かに許しをこいてるようすだった。

「くくく……あははは! 勝った! 勝ったぞぉ! 僕の勝ちだぁ! えれんぅう!」