作品タイトル不明
第618話
ダイモーンさんはミケヲさんにお願いするとして、コカちゃんをワギュとラパンに紹介しないとね。
コッピョ コッピョ
(「はじめまして、ぼくコカちゃん」)
ヒヒーン ヒヒーン
(「あら、可愛らしいヒヨコちゃんね」)
「ワギュ、ラパン、新しい家族のコカちゃんだよ。コカコッコの雄の雛だよ」
ブルルル
(「生まれたてじゃないんだな」)
「普段は親鳥に預けに行ってるからね、やっと二頭に紹介出来たんだ。仲良くしてあげてね」
ヒヒーン ヒーン
(「コカコッコという事は、もしかして解毒してくれるの?」)
コピョッ ピヨピヨ
(「コカパパから、ぼくはまだつついちゃだめっておそわったの」)
ヒーン
(「あら、残念ね」)
「コカちゃんはオロール先生を突いて死にかけたから、親鳥から大人になるまで解毒や石化解除で突くのは控えるようにって釘を差されちゃったんだ」
ブルルルルー
(「どうせならラパンのキモい性格を石化してもらいたかったわ」)
ヒヒーン ヒヒーン!!
(「おい、ワギュ、どう言う意味だよ!!」)
コッピョ コピョ
(「くろポニさんもあかポニさんも、とてもなかよしなんだね」)
ワギュは黒ポニでラパンは赤ポニなのか。
プープ プープ
(「コカち、やっぱり呼び名が面白いし」)
「みんな、仲良くしてね。新しいお家が出来たらみんな一緒に暮らすんだよ。ケンカする子は預けなきゃいけなくなっちゃうよ」
ヒヒーン?
(「家?」)
「新しく建てるお家には厩と従魔のお風呂を作る予定だよ」
ヒヒーン ヒヒーン
(「ミーシャと寝れるのか?」)
「ラパン、それは無理かな」
ムキュウ キュウ
(「たのちみ たのちみ」)
「後、今日は連れて来ていないけど【カミチスイコウモリ】も家族になったからね。後…ボクね、古代エルフのオロール先生の養子になったんだ。猫の人の 三毛皇(みけおう) 閣下もいっしょになんだけど。だから、オロール先生はお母さんで 三毛皇(みけおう) 閣下はお兄ちゃんって扱いだよ」
ヒヒーン ヒヒーン
(「あっ、それでさっき猫さんがラパンにお兄ちゃんって耳打ちしてたんだ」)
ブルルル
(「そうなのかよ」)
(「よかったねラパン、義理でも兄妹同士では結婚出来ないんだよ〜」)
(「うっ、うるさいうるさい!!」)
従魔も五頭集まれば中々に賑やかだ。きっと新居での生活はこんな感じなんだろう。
ダイモーンさんはミケヲさんが帰る時に妖精界に一緒に行く事にしたんだって。どうも迷子になった理由が、山に沢山あった【 茸の輪(カルーセル) 】が激減していたかららしい。それ、俺のせいじゃないよね? 松茸は関係ないと思いたい。
「さてラパン君、少し話そうじゃないか」
ブルルル…
「あ、吾輩、ラパン君の言葉は全部わかるからね」
ブルル ブルルル
(「偉い人だか何だか知らねえけど、ミーシャとどういう関係だよ」)
「血の繋がらない書類上のお兄ちゃんだよ。まぁ、戦友みたいなものかな。君もミーシャの家族だし吾輩も家族になった。これから長らく宜しく頼むよ」
ヒヒーン ヒヒーン
(「チッ……、宜しくだ。ミーシャに迷惑掛けたくねぇからだからなっ」)
「吾輩、素直が一番だと思うよ」
ヒヒーン
(「なっ、何を……」)
向こうでミケヲさんとラパンが親睦を深めてるみたいだ。ラパンが仲良くしてくれるといいけど。ラパンってちょっと気難しいところがあるから不安なんだよ。
「ほら、向こうでミーシャが吾輩達を気にしてる。今日のところは仲良しって事にしておこうじゃないか」
ブルルル
(「おっ、おうっ」)
「と言う訳で、吾輩を背に乗せてはもらえないかね?」
ヒヒーン
(「乗せなきゃ駄目なのか?」)
「吾輩、ポニーに乗りたい」
ブルルル
(「チッ。乗れるモンなら乗ってみろよ。俺、『 襷着る(タスキル) 』は使わねえからな」)
「ふふ、吾輩は猫獣人だからね。『 襷着る(タスキル) 』など使われなくても平気なのだよ」
ヒヒーン
(「なら乗ってみろよ」)
「『 かなり瀬見知る(カナリー・セミシル) 』、このスキルは猫獣人特有のスキルでね、高いところや不安定な場所でもバランスを取ることができる」
おっ、ミケヲさんがラパンに乗ったぞ。凄えな、あれって確かモンキー乗りだよな。猫獣人の身体能力の高さがなせる技って事かよ。俺なんかまだ『 襷着る(タスキル) 』も取得できてないっていうのに。
気付いたらワギュが近寄って来ていた。
ヒヒーン
(「皆で住む家って本当なの?」)
ムキュウ ムキュウ
(「みんな いっちょに くらすの」)
プープ プープ
(「従魔のスペースの方が広いかもだし」)
「まだ建てる準備が始まったばかりだけどね。ここ『スワロー』が広くなるから皆と住む為の家を買うことにしたんだ」
ヒヒーン ヒヒーン
(「凄いね。まさかミーシャに飼ってもらう事になって、家で一緒に暮らすなんて思ってもいなかったよ」)
「それはボクもかな」
ムキュウ キュウ
(「じょちかい ちよ」)
プープ プープ
(「女子会!!」)
コッピョ〜
(「ぼく、おとこのこだよ」)
プーププー
(「男組は、ミケ兄、アル兄、ガジェット、コカちゃん、ラパンで賑やかっしょ」)
「賑やかと言うか、騒々しいんじゃないのかな?」
プ〜〜
(「かも〜〜」)
これでもまだ 家族(ファミリー) が勢揃いしてないからなぁ。あ〜、アレやりてぇ。「よーし、よしよし」ってアレ。モフモフを堪能する時のアレだ。
ムキュウ ムキュウ
(「おうまさん あたち しつもん」)
ブルルル
(「何かな?」)
ムキュウ? ムキュウ?
(「おうまさん ごろんごろん くるくる ちゅき?」)
ブルッ?
(「ゴロゴロ、グルグル?」)
「多分、背中が痒くて地面に擦り付ける動作だと思う。アンディーは回転するのが好きなんだって」
ヒヒーン ヒヒーン
(「あっ、なるほど。それはやるかな。後、皆で並走しながら馬場をグルグル走るのは好きだよ」)
ムキュウ〜ン
(「くるくる たのちいの」)
「 三毛皇(みけおう) 閣下にクルクルランドを作ってもらおうか」
ムキュウ!! ムキュウ!!
(「あたち ねこみけをに おねがいちたいの」)
つい勢いでクルクルランドな〜んて口走ってしまった。ミケヲさん、ハーレー=ポーターさんにネタ振りしてみるかな。