作品タイトル不明
186.大穴の調査へ
俺はドワーフの里長から、大穴の調査依頼を受けた。
数日後。現地に赴いていた。
大穴があるのは、ドワーフが保有する鉱山のなからしい。
鉱山までの道のりを、エナが案内してくれた。
「ここか」
街近くの山の中に、鉱山の入り口があった。
雪が積もっている中で、入口部だけ雪が解けている。
「うわ、ひどいにおいね……鼻が曲がりそう」
「この【瘴気】が黒獣を産んでいるんですよね、兄さん」
あのあと、俺は、クラーケンから採取した血液を調べた。
そしたら、国中から採取した成分と同じものが検出された。
それが、大穴から漂ってくる黒い煙、【瘴気】。
「人体に非常に有害な物質だ。即刻、浄化する必要がある」
「外から神魔の右手で浄化できないの?」
「駄目だな。瘴気は相当深い場所から漂ってきている」
「なるほど、元をやっつけないと駄目なのね」
ようするに元凶の場所までいって、治療しないといけないのだ。
「よし、行くか。エナ、案内ありがとう。ここまででいいよ」
ドワーフ娘は真剣な表情で、ふるふると首を振って、声を張り上げる。
「えなも、つれていってほしいのです!」