軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

アンダロフの孤児達

「皆さん、流石です!」

王都アンダロフに戻ったユリアンネたちは早速、オリガにダンジョン踏破の報告をしている。

北方防衛の兵士たちの防具のためにジャイアントスコーピオンの殻をたくさんドロガンの街で販売して来たこと、3つのダンジョンのそれなりの地図も冒険者ギルドに提供して来たこともあわせて報告したことで、さらに感謝される。

「やはりスタンピードの危険はあったようですね」

「そうですね。ま、結果としては無事だったのですから」

「では、あと残っているダンジョンもお願いした方が……」

「それとこれは話が違いますよ」

「冗談ですよ。国として危険視しているダンジョンはすべて皆さんに踏破して貰いました。他のダンジョンもご対応いただけたらありがたいですが、危険性はそこまでは」

オリガとカミラのやり取りは、すでに“お約束”の域に達しているのかもしれない。

それを横で見て笑っている仲間たち。

「やはりこの国に永住して貰えないですか?特にシミリートさんとユリアンネさんには国の中できちんとした地位を約束いたします。将来的にはドラゴレシエ国の騎士団や魔術師団での佐官クラス、いえ将官クラスも視野に」

「いえ、それは。私たちには帰る国や場所もありますので」

「そうですか……もし気が変わられたらいつでも声をかけてくださいね」

そして自分たちの店舗に久しぶりに戻ったユリアンネたち。

隣の雑貨屋など近隣に戻ってきた旨の挨拶をする。

「あ、帰って来たの?良かったわ。孤児院にすぐに行ってあげて貰える?」

「え?どうしたのですか?」

「なんか3日前くらいから毎日、あなた達の帰宅はまだか?と子どもたちが来たのよ」