作品タイトル不明
虫ダンジョン再び2
「よし!良い感じだったな」
無事に3体のジャイアントスコーピオンを撃退できた仲間たち。
できるだけ自分が対峙している蠍以外への魔法による支援はしないようにしていたユリアンネ。
それでもジーモントたちのところは4人で対峙していたこともあり無傷。サンダーのところもドロテアによる魔法攻撃もあったが無傷で倒し切れている。
「やっぱりこれだけ大きな盾だと、守りに不安がなくて良いわね」
「でも微妙だよな。こいつらの殻を使った盾で、こいつらの攻撃を防いでいるのだからな」
「それはそうだな。ま、それだけこちらの盾に傷みも出ると思うから、上手くさばかないとな」
自身は≪頑丈≫のカイトシールドを所有しているシミリートが偉そうな発言をするのでユリアンネに叩かれている。
その後も3体までの対峙であれば特に問題なく対処ができている。
「流石に4体以上だと盾が足らないわね」
ヨルクの怪我を治療しながらの反省会である。
「そうね。ヨルクが頑張ってくれるけれど、持ち堪えるのが精一杯で」
「その間にユリが支援してくれるか、シミたちが早く倒してこっちに来てくれないとちょっとしんどいかな」
カイトシールドという大きな盾が2人増えたが、やはり足場の問題もあって、1人1体はなかなか難しい。
「それでも前回よりは安定感が違うよな。このままこの階層の攻略は続けられそうだろう?」
「それはそうね」
「もう少し頑張るわよ」
士気は高いため、引き続き遠くに見つけた岩場を目標に進んでいく一行。
「やっぱりこんな近場に階段は無いわね」
しかし、残念ながらその岩場に下層への階段はなかった。
「じゃあ、ここで野営にするか。流石に蜂の階層に戻るには遠いよな」