作品タイトル不明
獣ダンジョンの踏破3
獣ダンジョンで入手した諸々のうち、自分たちが使うつもりでない素材などはドロガンの街で販売して野菜などの消耗品を仕入れていく。
「これが」
頼んでいたジャイアントスコーピオンの殻製のカイトシールドを受け取りに来ている一行。
受け取ったカイトシールドと交換で取り出した木製のカイトシールドと比べる。
「軽さ、頑丈さ、全然違うな」
派手な装飾は無いが、それだけひっかかることなく敵の攻撃の受け流しがやりやすそうである。
「あんたたち、この木製の盾。こんな短期間でどんな使い方をしたんだい?」
「え、あはは」
「ま、雑に使ったのではない感じだな。不慣れなのはあっても。今度のはもっと守ってくれるはずだぞ」
「あぁ、そう願うさ。それこそこんな短期間でここまで仕上げてくれてありがとう」
事前に言われていた金額より多めの貨幣を渡して店を出る。
「じゃあ、虫ダンジョンに向かうとしようか」
すでに一度行った場所であるので迷うことなく戦馬たちも到着してくれる。
「やっぱりダンジョンコアをとっていないと、魔物は復活しちゃうのね」
「ま、所詮はジャイアントビー。肩慣らしと行こうぜ」
ジーモントとサンダーがジャイアントスコーピオンの殻で作った新たなカイトシールドに慣れるためにも、その2人を前衛にして他の仲間たちは補助に専念する。
「やっぱり軽くて頑丈なのは良いな」
「ロック鳥の鋭い爪だと木に食い込んでくることもあったからな」
軽くて頑丈になった盾は扱いやすいようで、2人ともが楽しそうに前を進む。