作品タイトル不明
オルデンスクの異変情報2
「オルデンスクの過去に征服した国の民たちが、圧政に耐えられず反乱を起こしたようです」
オリガ王女が朝から驚きの情報をもたらして来た。
「それは驚きですが、私たちに早々に情報をくれる意図は?」
「はい、皆さんがこの国を出ていかれるまでに、お願いしたいことはしておきたく」
「正直で清々しいわね」
オリガとカミラは互いに本音トークの相手を見つけたようで、言葉ほど表情は厳しく無いやり取りをしている。
「で、それはどこまで信憑性があるのですか?例えば、侵攻が思ったように進まないオルデンスク側の罠、油断させるため、ではないのですか?」
「それにそうであって欲しい願望の言葉が、伝言されるなかで事実のようになってしまったなんてことも」
「もちろん、それらの可能性も考慮して、内々に調査をしておりました。そうすると、オルデンスク国に潜り込ませていた者、それも複数からその情報の裏付けとなる報告があがって来ました」
「……その人たちが捕まっていて、偽情報では?なんて言い出したらキリが無いわね。で、ドラゴレシエ国としてはどうするのかしら?それに一緒に攻めて来ていたハンソク王国はどう動くのか。それに当事者の一つであるイスクラディヤ国は……」
「イスクラディヤ国の方は、生き残っている幹部たちで、いつ終わるか分からない会議を何度も繰り返しているのでしょう」
厳しい発言と思ってしまうが、そのグダグダのせいで、このドラゴレシエ国の地方はオルデンスク国に侵略されるのを防ぐために、イスクラディヤ国から独立するしか選択肢がなかった過去があるから、と思ってしまうユリアンネ。