軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

金級冒険者3

「残念だったわね」

オリガ王女のいうように、前回のハイオークたちがいたダンジョンのように、あまり行けていなかった地方の魔物の間引きに来ているシミリートとユリアンネ。

サンダーとドロテアの組も別行動だが同様である。

「逆にそんな簡単にAランク魔物がいたら、戦争で大変なこの国だと困ったことになるわよ」

「そうだよな……」

「無事にトリアンに帰ったら、あそこのダンジョンの深いところに潜れば良いじゃない。Aランク魔物ばかりの階層もあるはずでしょう?」

「まぁあるのだろうな。そこまで来ると秘密にされている感じだけど」

「じゃあ、トリアンに帰ったらやることができた、ということで」

「うー!当分トリアンになんて帰る見込みが無いのに……」

駄々をこねる子どものようなシミリートに呆れながら、引き続きそれぞれの訓練を兼ねて魔物を狩り続ける2人。

「ほら、油断なんてするから」

「すまない……」

集中できていないのに無理に魔物たちに突っ込んでいった、シミリートの怪我を治療するユリアンネ。

「ま、これでだいたい目処がついたわよね。いったん聞いていたところは」

「そうだな。アンダロフに戻るとするか」

AランクどころかBランク魔物もいない討伐ではあったが、Cランクのリザードマンでも、通常の住民たちには手足も出ない脅威である。

そのことを理解しているので、討ち漏らしが無いように念入りに周囲を確認したうえで、魔物の集落を焼き払う。

その上で王都アンダロフに戻る2人。