軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

金級冒険者2

「他に放置されているダンジョンはないか?」

シミリートが冒険者ギルドで受付に繰り返し確認している。

先日のように放置されたダンジョンは、最奥にAランク魔物がいるのでは?いれば自分が1人で倒して金級冒険者になる、という考えである。

しかし、王都アンダロフの冒険者ギルドで把握しているのは身近なダンジョンがほとんどで、それも最近に手付かずであったのは既に“選ばれた盟友”に頼んできている。

「ですから、毎日いらっしゃっても心当たりはありませんよ。こうやって、従来から認知しているダンジョン情報と、それっぽい噂のところに行っていただいているのですから」

サンダーとドロテア、シミリートとユリアンネの2組が次々と、それら 魔物氾濫(スタンピード) が懸念される場所を片付けていくので、ようやく王都の冒険者ギルドとしては一息をつくことができるようになったのである。

避難民から冒険者になった初心者たちは相変わらず 角兎(ホーンラビット) で苦労しているが、ダニークたち孤児院の子どもたちがゴブリンの相手もするようになったのもある。

「でしたら、少し北方の方もご対応いただけないでしょうか」

オリガ王女が様子見に顔を出した時に相談した結果である。

確かに先日のハイオークキングがいたのも少し北方であった。王都から日帰りの範囲内には危険なところはなくなっているのだと理解する。

「北方といえば、オルデンスク国からの侵攻はどうなのですか?」

「あまり変わっていないようです。幸いなのか残念ながらなのか。ですので、本当の北方、オルデンスク国との国境に近い方は兵士たちが対処しますので、皆様には前回のように中程の魔物の間引きをお願いできればと」

「そこにAランク魔物がいる可能性もあるのかな……」

「シミ!あなたの昇格のためでなく、住民を守るためでしょう!」

「う!」

カミラに叱られて、それ以上は何も言えないシミリート。