作品タイトル不明
ハイオークダンジョン2
「少しは追いついたと思ったのに、さらに先に進んでいるとは、な」
披露した自分たちの成長に対するサンダーからの言葉に喜んでいるシミリート。
「一応は、銀級の冒険者だからな」
「シミ。サンダーたちもおそらくちゃんと登録すれば銀級よ。2人でBランクのハイオークファイターを複数倒しているんだから」
「あ。じゃあ、俺たちは金級を目指すぞ!」
「いや、シミはおいておいて、ユリなら金級になれると思うぞ」
「え?」
「だって、契約している悪魔たちもユリの力になるだろう?あの使い魔も使えるし。さらに新しい王級魔法も色々。ユリならその上の 魔銀(ミスリル) も狙えるんじゃないか?」
「そんな面倒そうなのは嫌だわ」
「何!ユリに置いていかれないように、頑張るぞ。この後の敵は、できるだけ俺が倒してやる」
その言葉のとおり、出てくるハイオークの集団に対して、シミリートが武技も使いながら1人で次々と倒していく。
「こんなんじゃ物足りない。はやくハイオークファイターを」
実際に、前回もハイオークファイターたちと遭遇したという場所に近づいていたようで、シミリートの希望通りになる。
「こいつらも俺に任せろ!」
3体いる敵に対して突撃していくシミリート。
槍の上級武技≪飛斬≫で離れた位置から攻撃した後は、大きな体のハイオークファイターに対して中級≪強打≫や≪剛撃≫を繰り返す。
さらに体術≪回避≫や槍上級≪受流≫も交えて自身への攻撃をさばいた上で、王級≪急所≫で頭を突き刺す。
「いや、流石というべきか。やはりシミは槍の扱いが上手いな。しかし、剣はこれ以上っていうのだから……」
サンダーもそのシミリートの様子をみて、さらにやる気を出しているようである。