軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

魔物間引き3

「ここなんだが、おそらく入口が地元の人間にも知られていなかったようなんだ」

サンダーたちと一緒に、ドラゴレシエ国でも中央部付近にあるダンジョンに到着したシミリートたち。

前回に、サンダーとドロテアがかなりポーションを消費した上で、途中で引き返して来たというので、警戒している。

サンダーとドロテアの2人ならば、Cランク魔物のハイオークが大量にいても何とかなったはずである。ハイオークファイターも少数ならば対応できたようだが、無理をしないで引き返したのだという。

「これが途中までの地図。ユリに比べると微妙でも、しっかり書けていると思うぞ」

サンダーが、ドロテアが作成した地図を見せてくる。

「なるほど。分かれ道も少なくて、迷うことは少なそうな洞窟タイプのダンジョンか」

「でも、奥の方では複雑になってきた感じが」

「テアのその感覚もあり、上位ハイオークも複数と遭遇するし、ポーション消費が激しくなったから引き返したんだ」

「よし。俺たち4人なら何とかなるさ。まずは行けるところまで行ってみるか」

シミリートが、おそらく意識したのだと思われるくらい明るい口調で、皆に声をかける。

「そうね。これだけお肉が手に入れば、増えてくる避難民にも行き渡れると良いわね」

「ヨルクに怒られない程度に、あいつらの分はちゃんと残そうぜ」

先日も、サンダーたちが入手したハイオークの肉がたくさんあったはずである。しかし、最近は狩りに行っていないヨルクが、肉に対する禁断症状か、狩りの成果に対する期待のプレッシャーをかけてきていたのである。