作品タイトル不明
魔物間引きへ2
「それじゃあ、2人ずつ手分けして討伐することにしよう」
シミリートが、魔物の間引きに行く計画を決定する。
「その方が、キリが良くなった時に、自分たちだけでも王都に戻りやすいな」
サンダーも悪気はなく、肯定を続けている。
皆での打ち合わせが終わった後で、カミラが2人きりのときに声をかけてくる。
「どうしたの?シミと喧嘩でもしたの?」
「え?」
「だって、さっきおかしかったわよ。シミが気づいたかわからないけれど」
「喧嘩はしていないわ。ただ……」
先日、ヤナに言われたことをカミラに伝える。
「……はぁ。成人していない子どもに言われちゃったわけね……」
「そうなの……」
「確かに、私たちは臆病になっているところはあるわね。お互いに。あと一歩が怖くて」
「……」
「でも、サンダーたちはどうなのかしら。テアとの2人は上手いことやっている感じだけれど」
「やっぱり?詳しくはわからないけれど」
「ま、私たちに遠慮もしているんじゃない?テアが、ユリの戦争奴隷というのもあるかもしれないけれど」
「そんなの、カタチだけなのに」
「ま、それは言い訳じゃない?奴隷だから、なんて誰も思っていないわよ。とは言っても、私もジモと踏みとどまったままよね……」
「何の話?」
2人が話し込んでいる感じだからと、ゾフィも寄ってくる。
「あ、そういう話?」
ゾフィも自覚はあったようで、話に加わってくる。
「でもね、ヨルクったらひどいのよ」
そして、女子会だった気配が、いつのまにかそれぞれの相方の悪口に変わっていく。