作品タイトル不明
ダニークのダンジョン踏破後3
「で、また一緒に魔物を倒す訓練をしたいと思うのだけど、誰が良いかな?」
その日の店舗見習いを終えたザリーナと、一緒に孤児院に帰る途中のダニーク。
簡単な罠を使ったり、複数のゴブリンを相手に倒したりしたことなど、なんだかんだと自慢して褒めて貰いたかった感じのダニークに対して、適当に相槌をうっていたザリーナ。
そのザリーナに対して、パーティー結成をすすめられたことを伝えた上で、その仲間について相談をする。
「そうね。やっぱりシミたちが言うように、ロフは盾役で良さそうね」
「そうだよな。で、魔法使いなんて孤児院にはいないだろう?せめて遠くから攻撃できる弓矢が上手いやつが居ないかな?」
「そうね、男の子は剣を使って前に出たがるけれど、女の子は遠くからやりたいよね、と言う子が何人かいたわね」
「お、紹介してくれよ」
「確かに角兎を相手のときには、皆で寄って集って、になるし。最近は、角兎は大人の避難民たちに邪魔されるって言っていたから」
「ぜひ頼むよ」
「可愛い子たちよ」
「え?いや、それはどうでも良いというか……いや、そんなこともないか?」
「ダク?」
「冗談だって。今はそんなことより、シミやユリが居なくなっても大丈夫にならないと」
「そうよね、成人したら孤児院を出ないといけないし」
「あぁ、せめてイスクラディヤから連れてきたイゴー、ミーラ、イリーの3人くらいは何とか。いや、今の孤児院で小さい子がもっと増えたよな」
「ダクってそう言うところが立派よね……」
「ん?何か言ったか?」
「いいえ、別に。可愛い子を紹介してあげるわよ」
「だから、それは……あ、でも、どうせなら可愛い子が良いか」