軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

ダニークのダンジョン踏破後

「2人の助けがなかったら、絶対に無理だったな」

ダンジョンコアを手にしてじっと見つめていたダニークがつぶやく。

冒険者を続けるには足りていないこと、特に仲間と一緒にやる必要性を再び考えるようになったのだと思える。

もう1人で思い詰めることもないだろう。

実力もそれなりについたみたいなので、これからは仲間と一緒に少しずつゴブリンの対応をするようになれば、角兎に関して避難民と争うこともなくなるだろう。

それに、この王都の冒険者ギルドでも頼りにされていくと思われる。

「よし、今日の成果を持って冒険者ギルドに戻ろうか」

「魔石や討伐証明をお金にするんだから、当たり前だろう」

シミリートやユリアンネが考えていることをどこまで理解したのかわからないが、王都に戻るため、シミリートの戦馬に素直に同乗してくる。

「調子に乗らせたいわけではありませんが、鉄級冒険者も目前ですね」

冒険者ギルドで受付女性に言われて嬉しそうなダニーク。

「確かに、ゴブリン複数を対応できるようになってきたし、そうは思う。でも、無茶はするなよ」

横で聞いていたシミリートが釘を刺す。

「分かっているよ」

一度、ゴブリンに大怪我をさせられているので、慎重になる気持ちはあるようである。

「それにしても、ゴブリンのダンジョンですか……やはりシミリートさんたちには、もっとたくさんのダンジョンの攻略をしていただかないと」

「いや、分かっているって。順番にしていくから」

踏破したはずのダンジョンでダンジョンコアが復活して、魔物が再び増えている現状を踏まえると、冒険者ギルドの懸念もよくわかる。