作品タイトル不明
ダニークによるダンジョン踏破
「え?シミたちがコアを取りに行くんじゃないのかよ!」
洞窟の近くにまで来た3人。そこでシミリートに、1人で前に進むように言われて驚いているダニーク。
「何を言っているんだ?あのダンジョンを見つけたのはダク。そしてそのゴブリンをずっと倒してきて訓練していたのもダク。じゃあ最後まで訓練で頑張るのはダク、だろう?」
「ま、良いんじゃない?知らないところで無茶をされるのは心配だけど、目の前で頑張るなら。怪我してもすぐに治してあげるわよ」
「お、あれ、良いんだよな。治してもらえると思ったら、訓練も逃げ腰にならないし。成長のチャンスだぞ、ダク」
2人が言うことそのものは、理解はできる。しかし、と思いつつ2人の顔を見ると本気以外の何物でもない。
観念したダニークは左手の蟻素材の盾、右手の片手剣を改めて確認し、問題ないと分かれば、気合いを入れて洞窟の入り口に向かう。
そこには別のゴブリンが1体、また見張りに立っていたので、何かを叫んでこちらに走ってくる。
ダニークも負けまいと走り出して、交差する時に、ゴブリンの棍棒を回避して自分のショートソードを切り付ける。
「良いぞ!」
シミリートが褒めるように、狙いが綺麗にはまったところで、振り返りながら再び剣を切り付ける。
今度は運が悪かったのか、最初に切り付けたダメージからかゴブリンがふらついたことで回避されてしまう。
その後は、走って行った勢いは互いになくなり、両足を踏み締めて力を込めたダニークの打撃が、ふらついているゴブリンの頭に見事にあたり、勝敗は決した。