作品タイトル不明
留守時の店舗運営2
カミラとゾフィはザリーナたちの行動力に驚かされる。
「確かに、このエリアは本当の高級エリアとは違うわよね。それに大通りに面しているわけではないから、余計に知名度が」
「だからと言って、高級エリアで宣伝してくるとは」
「チラシを作って配るのでもなく、実物を見せびらかして来たのね」
「商品を勝手にしてごめんなさい」
「何を言うの。留守の間は好きにやってみたら良いと言ったのは私たちよ」
「少しくらい値引きして売ることしか想定していなかったわ」
「それが、私たちが成長できない商売の枠だったということでもあるのね……」
「本当は避難民たちのところに行くことも考えたの。人数が多いから。でも、お金を持っていない人が多そうだから、それよりもたくさんお金を持っている人に宣伝しようかと」
「すごいわ。で、実際にはどんな風に?」
「1人がここの商品を持って、もう1人がその商品を褒めるの。で、どこで買ったの?って言葉に、ここの店の場所を答えるの。そのやりとりをあちこちでやって来たの。とは言っても、私はアイデアを言っただけで、実際にやってくれたのは孤児院の仲間だけど。私はここで店番」
「それはすごいわね」
「で、店番をしていると、絞り染めの特徴を言ってくる人にこれのことですか?他にもありますよ、って説明して。でも最初だからお手軽なものだけを買って行く感じだったわよ」
「それで店の場所を覚えて貰えたなら、今後も来て貰えるかも。それに、知り合いを連れてくるかも」
「ザナ!今日はお店を閉めた後、ご飯に行くわよ。その仲間たちを連れて来て!」
「え?今から?」
「そうよ!」