作品タイトル不明
再度の人型魔物ダンジョン3
「思ったより多かったわね」
3階を終え4階の階段にたどり着いたときのカミラの発言である。ミノタウロスとの遭遇が多かったことを指している。
「そうね。他のダンジョンでも魔物の復活はあったけれど、このミノタウロスはちょっと多かったわね」
「どうせなら、オークも多かったら良かったのに」
「そうだな。それで、オーガも多いかもしれないなら気をつけないと」
そのシミリートの発言が呼び水になったわけでもないだろうが、4階でのオーガとの遭遇もそれなりであった。
「なんとか最奥についたな」
「ラウキアの居た祭壇ね」
前と同じく壁のくぼみにダンジョンコアがあったが、思っていたより大きくなっていた。
ラウキアが封印されていた女神像も以前と同様に祭壇におさまっている。
「ここってやっぱり魔素の集まりが多いダンジョンだったのかもね。当時はそれを知っていたから、ラウキアの封印の保管に使ったのかも」
「ラウキア、そんな感じか分かる?」
「私がそんな経緯までは知らないわよ。でも、最近に行っているダンジョンより魔素の集まりは多い感じはするわね」
「俺には聞かないのか?」
「ギアマ、あなたならわかるの?」
「魔素が多いことだけ」
「聞くだけ無駄だったわね……」
「ま、何にせよ、帰路でも魔物を少しでも倒しておいた方が、このダンジョンの 魔物氾濫(スタンピード) の可能性が減るということよね。頑張るわよ」
カミラが皆に気合いを入れる。
そして、なんとなくではあるが、女神像のホコリを払って綺麗にしてから最奥を離れるユリアンネたち。