作品タイトル不明
再度の人型魔物ダンジョン2
「私たちの肩慣らしをさせて貰うわよ」
人型魔物のダンジョンに到着したところでカミラが申し出てくる。
「私たち、しばらく魔物討伐をしていないから」
1階はゴブリンであるのでなおさら久しぶりのカミラ、ゾフィ、ジーモントには丁度いいのであろう。
地図を見て2階への階段を目指しながら、3人の練習を見守る。
そうは言っても所詮はゴブリン相手であるので、特に問題があるようには見えないし、相手の数もそれほどいないので不安はない。
「じゃあ、ここからはいよいよオークね」
「そう。肉を無駄にしないように、できるだけ首などを狙って倒すぞ」
ヨルクが、自分たちが食べるだけでなく市場にも流通させるために、と例え1体であっても無駄にしないという気合いを入れてくる。
避難民による 角兎(ホーンラビット) の取り合いが起きていることを知る一行は、その意図は理解するので肉を傷めるような雑な倒し方をしないように注意する。
「あーあ、これでオークも終わりか。次は食べられない牛なんだよな。その後の鬼も」
ミノタウロスとオーガも食材にならないとなればひどい扱いである。
「ヨルク、そうは言っても特にオーガは気を緩めると大怪我するぞ」
「そうよ。ユリやテアがいるからって怪我なんてしないように頑張らないと」
ヨルクなりの空気を軽くするための軽口とは思いつつ、彼の場合はそれなりに本気だとも思われるので、周りからの指摘が厳しい。
「分かったよ。牛には斧の使い方を教えてやることにするよ」
ミノタウロスは斧を持つものが多いので、同様に斧を使用することが多いドワーフとして違う軽口で答えているヨルク。