作品タイトル不明
再度のゴーレムダンジョン3
「これが面倒なんだよな」
マッドゴーレムの領域を過ぎて、いよいよストーンゴーレムである。
名前の通り石を相手にすることになるので、通常の武器では刃が欠けてしまう。
「ここも俺に任せておけ」
ヨルクが、悪魔ラウキアの依代にしているので修復が簡単な≪剛撃≫のバトルアックスを使って攻撃を繰り返す。
「いやいや、負けてられないぞ」
シミリートも同じく悪魔ギアマの依代にしている≪刺突≫のショートスピアを持って、ゴーレムに攻撃をしている。
銅級冒険者のヨルク1人では荷が重いからである。
「ま、2人に任せておこうか」
≪修復≫の機能があるといってもやはり刀では刃こぼれが心配であり、カイトシールドでの防御に専念しているサンダー。
その盾の壁に隠れてユリアンネとドロテアが、シミリートとヨルクで対応しきれていないゴーレムに対して魔法攻撃を行う。
「ふぅ。前の8人のときに比べて、敵の数が減っていてもやっぱりちょっと大変だったな」
最奥のダンジョンコアを手に入れて一息をついた一行。
「ま、おかげで良い訓練になったな。最近は鍛冶ばかりだったし」
ヨルクは嬉しそうである。
「ヨルク、助かったよ。帰り道も頼むな」
「早くジモの飯が食べたいところだな」
魔法の収納袋もあるので、普通の冒険者たちに比べたら良い食事をしているはずであるが、それでもジモの料理を思い出してしまう。
「次のダンジョンはジモも一緒だから、楽しみだな」
「オークもいるダンジョンだったから、その肉を美味しく調理して貰おう」
帰路でも次のダンジョンのことばかり会話して、ゴーレム討伐をしている仲間たち。