作品タイトル不明
再度の混合ダンジョン3
「今回もかなりの魔石ですね」
王都アンダロフの方が使い道が広がると思われるので、自分たちが使う以外の素材、特に低級魔物の魔石は王都の冒険者ギルドに納品している。
「ちょっとあちこちのダンジョンを踏破しているからね」
「シミ!」
「あら、そういうことですか?じゃあ、こちらにもお願いしたいダンジョンのリストがあるのですが」
「いや、ちょっと……仕方ないな。少し話せるかな?」
ギルド職員と個室に向かい、事情を説明する。
「え?少し前に踏破したはずのダンジョンでダンジョンコアが復活しているのですか!?」
「不安をあおりたくないから広める話ではないと思うけれど、魔物の討伐は地上だけでなくダンジョンも順次した方が良いかと」
「では、その実力のある皆さんにはぜひ」
「いや、だからあちこち行っているところだから」
「あ、そうですね。引き続きお願いしますね」
そのギルドに説明したことも含めてオリガ王女に状況を報告する。
「そうですか。あのときに踏破いただいたダンジョンでもコアが戻っているのですね」
「この短期間でこんな状況ということは、かなりやばいと思いますよ」
「確かに。北方の国境警備の兵士や冒険者たちにも、せめて地上の魔物は狩りに行くように分散させる必要がありますね」
「オルデンスク国も、イスクラディヤ国に攻め入っているときだから、この国へ割り当てる兵士も用意できないでしょうし」
「そう思いたいのですが。念のために魔物への人員は少しずつにします」
「ま、何もしないよりもマシでしょうね」
「皆さんには引き続きダンジョンや、この南方での地上の魔物討伐をお願いできれば」
「仕方ないですよね……」