作品タイトル不明
再度の混合ダンジョン2
「やっぱり臭いが……」
3階のスケルトンも時間をかけずに倒しながら次の階段にたどり着いた。しかし、覚悟はしていたが、やはり4階のゾンビは腐肉の臭いがきつい。
「素材も取れないし、ある程度を集めてくれたら、一気に燃やしてしまうわよ」
1体ずつ倒すならどうしてもシミリートの槍やサンダーの刀という近接武器になる。
戦いを回避しながら敵を誘導して集めてきたところで、ユリアンネとドロテアが火魔法を発動するのである。
「この前の、北方の不死ダンジョンのときみたいな感じだな」
「あの時は外で燃やしたけれど、ここは空気が」
「呼吸が苦しくなるってヤツか?」
「そうよ。気をつけないと」
5階への階段に最短経路で進むつもりで、途中で何回かゾンビを燃やすだけにする。また帰路で同様のことをするときまでに空気、酸素も戻っていることを期待する。
「で、ゴーストか。レイスまで復活はしていないだろうけれど」
「臭くないし楽だよな」
Cランク魔物であるゴーストなので、銅級というCランク相当のサンダーは1対1で対峙すると余裕がないはずであるが、実質的には銀級くらいなのであろう。
この階もシミリートとサンダーが活躍して、ユリアンネとドロテアはほとんどすることがない。
「ダンジョンコアはあったけれど、レイスは居ないな」
「やっぱりボスまで復活するほどまでは魔素を集めきれていないのかしらね」
「それでもこれだけ魔物が復活しているのだから、放置するのは危険だよな」
帰路でも、ゾンビの臭い以外の苦労はせずに、十分と思える魔物を無事に討伐する。