作品タイトル不明
再度のダンジョン巡り3
「で、これでおしまいか」
翌日に早速やってきたゴブリンダンジョン。小さな山にできた洞窟のような穴である。
あの時は8人で手分けしたのだが、今回は4人だけである。しかし地図は前回に作成済みであったのと、遭遇するのがゴブリンだけなのでそれほど苦労はない。
「最奥にホブゴブリンはいなかったな」
「でも、ダンジョンコアらしいものが」
以前も、片手の握り拳すらもない小さなものであったが、今回はもっと小さい。しかし同じ場所に発生しているので確実にダンジョンコアではあると判断できる。
「こんなに早く魔素は復活するものなのか?」
「私たちが一番知っているトリアンダンジョンは、魔物が無限にわいているし、毎月にあれだけ大きな構造変更をするだけの力があったわよね」
「そうだな」
「でも、王都シャトニーまでの間にあったいくつかのダンジョン。復活に時間はかかっているみたいだったわよね」
「確かに」
「それに風花の中つ国でのダンジョンも」
「そうだな」
シミリートだけでなくサンダーも同意する。
「と言うことは、この国のダンジョンが異常ということだよな」
「そうね。魔素の研究家でもないし、それっぽい本も写本などで読んだこともないから理由は分からないけれど、この国は魔物を放置しすぎたというのが他との差分かしら」
「じゃあ、しばらく魔物を狩り続けて魔素をどんどん消費させる必要があるのか」
「そういうことね」
「一応、あの4つのダンジョンも念の為に確認した方が良いわね」
「じゃあ、俺たち4人でも大丈夫なのはまず獣ダンジョンか」
「いったん王都アンダロフに戻って報告してからね」