作品タイトル不明
再度のダンジョン巡り
「まずはオーク肉の再びの供給、ありがとうございます」
やってきたオリガはそのことに謝辞を述べてくる。
「ま、避難民と孤児での食料の取り合いを見たくないので」
「それは至らなく申し訳ありません」
「ま、オリガ王女が悪いというより、だけれど」
「イスクラディヤ国はどうなっているか情報があります?」
「……皆さんならば大丈夫でしょう。本来は軍事機密ですが。正直なところ、国としてまともな応戦はできていないままのようです。このドラゴレシエ国が独立する以外の方法がなかったときと変わっていないので、何も学んでいないようです……」
静かにオリガが怒っていることが伝わってくる。
「そうですか。じゃあ、さらに避難民が増えるかもしれないですね」
「何もこっちのドラゴレシエ国だけに来ずに、反対側のルノレシエ国にも行けば良いのに」
「いえ、普通ならば豊かではない国と分かっているこちらに来るより、あちらのルノレシエ国に行っている方が多いかと」
「それでこの量か。イスクラディヤ国はやばいな」
「で、話を戻そうか」
「オリガ王女、オークダンジョンの魔物の復活は異常だったのですよ」
シミリートが仕切り直したところでユリアンネがダンジョンの異常さを説明する。
「なるほど。そうですか」
「前に私たちに踏破させたダンジョンの場所、もう一度教えてもらえますか?」
「はい。ありがとうございます。用意します」
おそらくオークダンジョンだけが異常というよりも他のダンジョンも疑わしい。そのため、最初に踏破したいくつかのダンジョンの様子も見ておいた方が良いとの判断である。