作品タイトル不明
オークダンジョンでの食料調達3
「なぁ、ちょっとおかしくないか?」
今度は地下2階を完了したところでのシミリートのつぶやきである。
「地下1階はDランクのオーク、地下2階はCランクのハイオーク。そして地下3階はBランクのハイオークファイターとハイオークアーチャー。最奥ではAランクのハイオークキングだったよな」
「そうね。地下1階と2階に出てきた魔物に変化はなかったわ」
「でも、ハイオークがこんなに復活するって、おかしいよな」
「本当に。当然、高ランクの魔物の復活ほど多くの魔素を必要とするはずだから、ハイオークはもっと少ないと思ったのに」
そしてその懸念の通り、地下3階ではハイオークキングまで復活することはなかったが、ファイターとアーチャーの数もそれなりであった。
「上位ハイオークの肉が手に入るのは嬉しい。だが、この数は異常だよな」
「そうだな。小さいながらにダンジョンコアも復活していたし」
「……つまりそれだけ魔素がこの地域には溢れているということよね」
「この国、ながいこと魔物を放置しすぎた経緯があるから、なのか?」
「可能性はあるわね。急いで王都アンダロフに帰って、オリガ王女に伝える必要があるわね」
「前に踏破したダンジョンも、もう一度まわった方が良いかもな」
想定以上にオーク肉が入手できたことと、オークダンジョンでの異常な数のオークの復活を伝えるために、急いでアンダロフに向かう一行。
途中で角兎を見かけても狩りをする気持ちの余裕もない。
狩ってきたオーク肉は自分たちの手元に残す以外は冒険者ギルドに納品しつつ、すぐにオリガに連絡をとる。