作品タイトル不明
オークダンジョンでの食料調達2
「じゃあ、1週間ほど留守にするわね」
王都アンダロフに戻って来たところではあるが、再び北方のダンジョンに向けて出発するユリアンネたち。
「あの肉が、あの角兎が、と思ってしまうな」
孤児たちと狩りに行った際には、角兎を見つけたらすぐに狩ることを考えていたシミリート。今回は街道沿いに発見した角兎をそのままにして北上するので、微妙に気になるようである。
「ま、そんなことを意識しなくて良いように、肉の調達に行くつもりなのに、おかしいよな」
同じく孤児たちと狩っていたサンダーも同じ感覚だったようである。
「どのくらいオークが残っているか分からないけれど、帰り道で収納袋に余裕があったら狩ることにしましょうか」
「どうせならオークの肉でいっぱいにしたいな」
「ヨルクみたいなことを言って」
この街道に強い魔物が出ないことも分かっているので、気楽である。
また、北方はオンデンスク国からの侵攻に備えるドロガンの街がある程度であり、旅人も少ないので戦馬には速度を出させても問題にならない。
「よし、1体も残さずに狩り尽くすぞ!」
到着したオークダンジョン。早速シミリートが気合いを入れて地下に向かう。
「前に作成した地図があると楽できる」
「しかもユリが作った精巧な地図だから安心だな」
行き止まりになることが分かっている道も、狩りのために進むだけなので、ハズレの道を選んでしまったと思うストレスはない。
「よし、これで地下1階は完了だな」
地下1階はDランクのオークだけであるが、思ったよりも魔物が復活していた。