軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

228.今後の新しい予定

色々と話した結果、ピロリの属性剣の方が先だろうという話になり、もう1つレインボータートルエッグの無属性を早めに採りに行くことにした。半蔵門線は妖刀が忍者に合ってるから現状満足はしているらしい。小太刀はあったら嬉しいけど、ピロリを優先してくれとのことだった。

案山子から海鮮丼ができたドーンッ!! という連絡を受け、狩り後のご飯を提示しお誘いだ。本当に、仕事は大丈夫なのかと思うほど即オッケーのお返事をいただいて、ただいま亀浜辺に来ている。

『というわけで、あと2つ必要になってしまった』

『まあ、大商人と伝手があるのは悪いことじゃないだろう?』

『そうなんですけどね。無属性を狙ってるとなかなか出ないから』

『出ている方だとは思うよ』

今日すでに1つゲットしているのでピロリの分は確保できた。双剣の付与剣とかかっこよさそうだもんなぁ。

触媒集めもしないといけないな。一応ピロリにリストは渡している。俺で役に立つなら一緒に集めるのもやぶさかではない。世話になってるしね。とはいえ、向こうが圧倒的に強いので、ソロで集めていそうでもあった。

『そうそう。第8都市の騎士団員、ローランド・カートレット様が 細剣(レイピア) の専用スキルを教えるのを了承してくださったよ。確か火風雷は持ってるんだよな? 氷と水属性がいけるらしいよ』

『おお……是非お願いしたい。ただ、第8都市なかなか辿り着けなさそう……』

『そうだね、少し遠いよなぁ。6ヶ月後になるんだが、俺は聖地に行かなければならないんだ。セツナもそのとき一緒に来ないか? 騎獣があれば行けるし、今からお願いしておけば聖地へ行く人員に組み込んでもらえると思う』

ん? 6ヶ月後ってことは、リアル2ヶ月後。

聖地、解放???

なんかちょっと大きな話になってきたな。

『聖地、遠い?』

『騎獣でなら2日と少しだよ。多少のずれはあるけれど、聖地は都市の中心にあるから。それに一気にはいかないかな。都市ほど大きくはないが、途中小さな町はある。セツナは眠らないといけないからね。俺はそれに付き合うよ』

そういえば地図、アランブレが1番下で、こー、右下から右上へと伸びているんだよね。

聖地中央にあるのか。

1度この世界全体の地図を見たいなぁ。冒険者ギルドとかで見られるのか? ソーダとかは知ってるのかもしれない。

『お言葉に甘えて、そのつもりにしておいていいかな?』

『ローランド卿にも話を通しておくよ』

2ヶ月後かあ。これ、聖地が解放されるのかな? それとも俺だけ行けるやつかな……。

『聖地で何か催し物があるんですか?』

『3年に1度報告会があるんだ。ついでに奉納試合がある。だいたい団長と副団長が交代で行って、何人か騎士を連れて行くね。その騎士が試合に出てもいいし、まあ俺が出るでもいいし……うちは俺より部下が出ると思うが』

『へえ。ヴァージル出ないの?』

『うーん。出てもいいんだが……それで勝つとちょっとなあ』

ごにょごにょと普段はわりと何でも話すヴァージルにしては珍しい。

俺が首を傾げていると最後は苦笑いとともに状況を教えてくれた。

ヴァージルは、聖騎士団の中では最年少の団長だという。しかもその土地の貴族の息子だ。聖騎士になったときに貴族籍は抜いているそうだが、まあ、なかなかそうはいかないのが実情だと言う。聖騎士団には元貴族の子息がゴロゴロしているらしい。

『むしろ、実力で勝ち取ったんだと見せつけてやる機会なのかと思った』

『まあ、それもそうなんだが、それよりここで俺が他の騎士団長を倒してしまった方が軋轢が生まれるんだよ』

苦笑しながら剣を振るうヴァージル。

おしゃべりしながらも手は止まらない。相変わらず俺が大岩の上から魔法を放ち、ヴァージルが一発で倒している。

その姿は闇夜にも浮かび上がって見えるほどかっこいい。

容姿端麗、剣の腕も最高、元貴族という家柄もバッチリ。そして最年少。

嫌味でしかないな!!!!

『お礼に無属性のを準備しておかないとかなぁ』

『それよりも、カツ丼かもしれないな。実は彼の息子さんがイェーメールの聖騎士団にいるんだ。その伝手で今回のこともお願いしたんだが……カツサンドを自慢していたらしい』

騎士さまぁぁぁ!!

『むしろ案山子を連れて行ってその場で手料理振る舞ってもらう方がいい気がしてきた』

『ははっ! それでも別にいいよ。俺も案山子の料理は嬉しい』

あれっ!?

もしかしてクランメンバー行ける!?

朝になり、狩りはいったん終了。帰還の旨を告げるとクランハウスで宴会が開催されることとなった。

テーブルを長机仕様にして、色々な料理が並ぶ。

なんかまた増えてる。

丼モノは外で食べるには便利だけど、テーブルで食べるならやっぱり普通におかずとご飯がいいなぁ。

「今日も新作色々あるよッ!!」

魚が結構多いが、ちゃんと肉料理もある。

でも俺は、刺身っ!! 刺身がある!

「なま?」

ヴァージルが固まっていた。

「アランブレもイェーメールも海がないから生魚に接することがなかったんじゃなー。このニホン酒と一緒にやると、めちゃめちゃ美味なのじゃよ~?」

「ポータルでイェーメールまでは送りますよ。お酒のんでも大丈夫」

「今日は俺もお酒飲んじゃお」

刺身があったらな~さすがに。

「あら汁美味しいよッ!」

「いただくわー♪」

他にも相変わらずタケノコ料理。炊き込みご飯旨い。

「なんかリクエストあれば検討したいというか、新しい食材見つけたら是非」

お野菜もたくさんある。案山子は本当に、素材集めどうしてるんだろうこの人。まあでも基本、クラン狩り以外は素材狩りに行くか、料理人に師事しているからしいから、楽しくゲームしてるな。料理にどっぷりで。

「ラザニア最高でござるね~」

チーズ料理も開拓されていた。

「今日のメインはミルフィーユチーズカツだよッ!」

薄くスライスされた豚系肉に、しそとチーズ巻いてパン粉つけて揚げている。

「旨いな」

八海山もニホン酒。

「今日の酒は最高なのじゃー! もっと、もっと飲むっ!! ヴァージルも飲むのじゃー!」

たぶんもう眠いと思うんだよね、ヴァージル。夜中丸々付き合わせてしまったし。

「あ、ピロリの分は集まったよ。もう渡しておく」

「きゃーっ! 嬉しい。ありがとうセツナくん。イェーメールに行って職人さんに相談しないと~」

「マジックストーンは必要になりそうだよね。どうする? 親方に相談する?」

「ハザックさん、だったわよねー。そうねー、市場に出てなかったらちょっと伝手使っちゃおうかしら」

この間みたいな予定外は生まれないだろうし。半蔵門線の分も集めてしまえばいいのだ。

「てそうそう。6ヶ月後、俺聖地連れて行ってもらう」

NPCに頼るってので思い出して言ったら、みんなの手が止まった。