軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

その裏をかくことにしたのだ!!

「向こうは終わったと思ってると思うか?」

ガレスさんの問いに私は頷き口を開く。

「多分終わったと思ってるよ。向こうの指揮をしてる奴は慎重に事を進めるタイプで目の前で作戦が上手くいったんだ・・・だから構成員全員を殺したと思ってるよ」

でもちがうんだなぁ・・・私がシアとアインハルト兄さんに提案した事はシンプル・・・『構成員の中でも偉そうな奴を数人選び探索者達や騎士達の乗る馬車に2人位押し込み旅をする』って提案。

向こうは大型馬車2台に押し込まれてる事を前提に作戦を練ってくるはずだからその裏をかくことにしたのだ!!

「多分もう襲ってこないんじゃないのかな?」

一応こっちは国に仕える騎士や魔術師だもう目的は果たしたと思ってるはずだから危険を冒してまでちょっかいを掛けてくる事は無いと思うんだよね。

「だといいな、野営跡以外は何も無いようだな・・・戻ろう」

ガレスさんがそう言って来たので私は頷きながら走って来た道を戻り始めた。

「あ!リア!!どうだった?」

私達が戻って来たのを見てシアがそう声を掛けて来た。

「狙撃ポイントは見つけて来たよ。野営跡があった。でも犯人はもういなかった」

私がそう言うとシアが真剣な顔で頷き口を開く。

「リアの提案を採用してよかったわ。保険として受け入れたんだけど早速役に立ったわ・・・リアの提案を採用してなければ私達は犯罪者達を帝都にも連れ帰れない『無能』と言われた可能性もあるわね」

溜息をつきながらそう言って来たシアに私は苦笑しながら口を開く。

「私もまさかあの提案が役に立つとは思わなかった。最初から遠距離攻撃をされてたらアウトだったねこれ」

最初は物理の襲撃があったから『もしかして』って事で提案したからね。

「で?大型馬車2台に乗ってた構成員達は?」

私の言葉にシアが首を左右に振り口を開く。

「全滅よ・・・・御者を含めて・・・・ね。御者には悪い事をしたわ」

御者さんは巻きこまれちゃったのね・・・確かに悪い事をしたのかもしれない。

「リア、戻って来たんだね」

シアと話しをしていたらアインハルト兄さんがそう声を掛けてきたので私は頷き口を開く。

「犯人はもういなかったよ」

その言葉にアインハルト兄さんは頷き口を開く。

「そうか、それじゃあ少し休んでいるといい。少しここに留まって燃えた馬車2台を動かしたり死体の処理もしなければならないから少し時間が掛かるからね」

「わかった。手伝おうか?」

私がそう言うとシアが首を左右に振り口を開く。

「騎士達に任せておいていいわ。もしかしたらまた襲われるかもしれないから警戒だけはしておいてね」

まあ可能性は低いけど襲われる可能性もあるからね。

「わかったよ」

その日・・・襲撃後の後始末が終ったのが夕方になり、もう進む事を止めて狙撃ポイントの開けた場所で野営をする事となった。

「さて・・・・今日のミーティングをしようか」

アインハルト兄さんがそう言うと皆が頷き毎日恒例となった夜のミーティングが始まる。

「まずは今日の遠距離攻撃によっての被害はキルアスキルの構成員59人と御者が2人死亡した・・・・

冥福を祈ろう・・・」

そう言って黙祷を始める始めるアインハルト兄さんに倣いここに居る皆が全員黙祷をし・・・・目を開ける。