軽量なろうリーダー

作品タイトル不明

立派なモノに育つんです!!

帝都を出てから一月半・・・・私達は盗賊に一度も襲われる事も無くアグリにつく事が出来た。

「思ったより早く着いたね」

私が隣にいるディアナにそう言うとディアナも頷き口を開く。

「ウルミアに行かない分だけ早く着いたのね、いい事よ。それで?どうする?ギルドに顔を出す?それとも家に行く?」

私はディアナの言葉に首を左右に振る。

「【癒しの風】に行くよ、ライラさんの料理が食べたい」

アグリに戻ったらまずはライラさんの料理を食べないといけない!!さあ行くよ!!

「あれ?」

裏通りのいつもの場所の建物・・・・けど【癒しの風】の看板が無くなってる・・・・・何かあった?え?お店が潰れちゃった?あれ?嘘?【癒しの風】はかなり賑わってたのに?何で?とパニックになってると一緒に居たディアナがすぐ近くに歩いている男性に視線を向けて口を開く。

「そこの君!ここにあった店は閉まってしまったのか?久々に来て看板が無くなって驚いてしまったのだが」

ディアナの質問に男性が微笑みながら口を開く。

「【癒しの風】なら移転しましたよ?表通りに」

は?移転したの?潰れてなくて良かった!!!

「何処に移転したの?」

私がそう聞くと男性が苦笑する。

「表通りにバスガスってレストランあったろ?あそこが潰れてそこに移転したんだよ」

あった気はするけど入った事は無いんだよね、私が外食する時はギルドの酒場か【癒しの風】のどっちかだったからね。

「ありがとう、早速行ってみる」

男性にお礼を言って私達は表通りへと戻り私の記憶にあるバスガスの店のあった場所へと歩き出す。

「あ・・・・」

記憶をたどりバスガスのある場所まで行くと確かに【癒しの風】の看板が取り付けられた店が見えた。

しかもお客さんの出入りがかなりある・・つまりはかなり繫盛してるって事だ。

立ち止まって見てても埒が明かないと思い私は隣にいるディアナに視線を向ける。

「行こうか」

「そうね」

私達は店の扉を開けて店の中へと入った。

「いらっしゃいま・・・・リア?」

店に入るとクレアがいつもの仕事着にお盆を持ち来客である私達に『いらっしゃいませ』と言う途中で驚いた顔をしたで固まり動かなくなっていた。

「ただいまクレア、店が移転しててビックリしたよ」

私がそう声を掛けるとクレアが現実に戻って来たのか何故か私に背を向けて奥へと走って行った。

「あれ?私嫌われた?」

私の顔を見て逃げだされるとは思わなかったよ!!ショック!!

「ん?」

なんか走って戻って来たよ?あれ?

「あれ?ルルナさんとライラさん?」

どうやら逃げたんじゃなくてルルナさんとライラさんを呼びに行ってただけらしい。

「帰って来たのねリア!けがはない?きちんとご飯食べてた?」

私の体をペタペタ触り私の胸をさわり・・・・少し固まった後にルルナさんが口を開く。

「本当にきちんと食べた?」

失礼な!!

「きちんと三食食べてます!!それに私はまだ成長期は終わってないからこれから成長するんです!!」

これからシアやライラさんみたいな立派なモノに育つんです!!

そうツッコむとライラさんが微笑みながら口を開く。

「元気そうね、無事帰ってきてくれて嬉しいわ」

いつもの見ててホッとする笑顔でライラさんは私を見ながらそう言ってくれた。