作品タイトル不明
出来る人だよ!!
シアが帰って来てから1ヶ月本当に色んな事があった。
まずはフリフリのリボン盛り盛りの服を着たシアとセレーナさんと一緒に買い物に行ったり、フリフリのリボン盛り盛りの服を着たシアとディアナと一緒にご飯を食べに行ったり、フリフリのリボン盛り盛りの服を着たシアとセレーナさんと美味しいお茶を飲みに行ったりと本当に忙しかった。
まあその後に何故か落ち込むシアの姿を見たけど気のせいだと思う。
そして今日・・・私は待ちに待った物が出来たと連絡が来たのでディアナと共に目的の場所・・・ボルクスさんの工房へと向かい・・・そしてそのまま工房へと入った。
「そこの君」
工房に入ったのは良いが好き勝手に動く訳にはいかないので近くで作業をしている男性にディアナが声を掛けてくれた。
「はい?」
ディアナが声を掛けた男性は作業をやめてこっちに視線を向けてきたので私はそれを見て口を開く。
「ボルクスさんに頼んだ物が出来たって連絡が来たんだけどボルクスさんは居るかな?」
私の言葉に男性は理解したのか一度頷き口を開く。
「親方なら専用の工房にいます、案内します」
そう言って歩き出したので私とディアナは追いかけるように歩き出す。
そしてそのまま一度外へと出て建物の裏へと歩いて行き・・・そこにあったのは一階建ての平屋で煙突が付いておりそこから煙がもくもくと空へと上がっていた。
「此処が親方専用の工房です、この中で親方が作業しているはずです」
おお!!ついにナイトの新しい体とのご対面だ!!ドキドキするね!!そう思いながら扉をノックする。
「誰じゃ?今忙しい!!」
ノータイムでボルクスさんの声が聞こえたので私は口を開く。
「フローリアです、頼んだ物が出来たと聞いたので来ました」
私がそう言うと『ドタドタ』と走る音が聞こえその後すぐに『バン!!』と扉が勢いよく開く。
「来たか!!待ってたぞ!!入ってくれ!」
目を輝かせながらそう言って来たので私は頷き一度ディアナに視線を向けて頷きその後に建物の中へと入る。
私はボルクスさんの後をついて行くように歩き・・そしてボルクスさんが足を止め向けた視線の先に視線を向けると・・・・固まる。
「・・・・・綺麗」
視線の先に立つ全身鎧はしっかりと女性のフォルムをしていてスマートかつ伝承とかで出てきそうな戦乙女が装備するような美しい鎧・・・そして全身が鉄製の銀色・・・ではなく全身真っ白で所々に金色のラインが入っている。
私が見とれているとボルクスさんが腕を組み胸を張るようにして口を開く。
「こいつは希少鉱石の聖白石を使ってる、聖白石の特徴は美しい銀に近い白色と硬度の高さだ」
硬度・・・つまり硬くてゴーレムの体としてはうってつけって事だね。
と納得してるとボルクスさんが話を続ける。
「嬢ちゃん胸部装甲を外してみてくれ、今は簡単に外せるようにしてあるから」
ボルクスさんの言葉に遵うように私は胸部装甲へ手を伸ばし何度か揺らすと外れた。
「え?」
そして胸部装甲を外した時に胸の位置に小さな箱みたいな物が取り付けられていた。
『その箱は鉱石の中でも一番の硬度を持つダイヤラス鉱石を使った箱だ、そこにゴーレムコアを入れられるようにした」
おお!もしもの時にナイトの本体を守れるようにしてくれたのか!!それはありがたい!!
「コアの安全は考えてなかった!!ありがとうボルクスさん!!」
さすが帝国一の鍛冶師!出来る人だよ!!