作品タイトル不明
ごもっとも!!
馬車の中でエルナンさんと様々な話をしていたら馬車が止まる。
「着いたみたいですね」
エルナンさんがそう言いながら扉に取り付けてある窓から外を見て・・・そして頷く。
「つきました、降りましょう」
そう言って内側から馬車の扉を開けて外にでていくエルナンさん。
私もエルナンさんを追いかけるように馬車を降りて一度のびをしてから周囲を見渡すとどうやら帝都の端のほうに連れて来られたらしく帝都を守る防壁が視界に入る。
そして目的の工房は貴族が住んでそうな大きな2階建ての建物で一階を工房として使っているみたいでかなりの人の出入りがあり鉄を打つ音がひっきりなしに響いている。
鉄を打つ音が響く中エルナンさん離れたように建物へと入って行ったので私も追いかけるように建物の中へと入る。
「凄い」
鍛冶に使う炉が8個あり10人の鍛冶師が炉の前で鉄を一心に打ってる姿が見える。
そんな中エルナンさんが周囲を見渡しに運びをしている男性を見つけ口を開く。
「君、親方は何処に居るんだい?」
声を掛けられた男性はエルナンさんを見て驚いた顔で口を開く。
「エルナン様?いらしてたんですね!親方は2階に上がって次の仕事の確認をしています」
どうやら一階に目的の鍛冶師はいないらしい。
「ついて来て下さい」
私に視線を向けてそう言った後に歩き出すエルナンさんの後についていき2階に上がり複数ある扉の中の1つの前で足を止めてノックする。
「誰じゃ?わしゃ今忙しい!!」
かなり歳のいった男性の声が扉の向こういから聞こえてそれを聞きエルナンさんが苦笑する。
「私ですボルクス殿、お願いがあり参りました」
エルナンさんの言葉の後30秒ほどの沈黙の後にさっきの声で『入れ』声がしたのでエルナンさんが扉を開けて『失礼します』と声を掛けて部屋の中へと入って行ったので私も追いかけるように部屋の中へと入る、
部屋の中には真っ白な髪をを5分刈りにした筋肉もりもりでかなり高齢であろうおじさんが椅子に座り部屋に入ったエルナンさんと私を睨むように見ていた。
「何の用だエルナン坊?坊主はここに来るほどじゃないはずだが?」
エルナン坊?もしかしてかなり親しいのかな?と思っているとエルナンさんが苦笑する。
「前から言ってるようにエルナン坊は止めてください」
エルナンさんの言葉にボルクスさん?は鼻で笑うようにし口を開く。
「ふん!ガキの頃から知ってるんじゃお前はエルナン坊で十分だ」
エルナンさんと子供の頃からの知り合いなのね、そりゃ『エルナン坊』って言われるわ!!と思っているとエルナンさんが溜息をついた後に口を開く。
「今日は親方に頼みがあって来ました、この方のオーダーを受けていただきたい」
エルナンさんの言葉を聞きボルクさんは私を胡散臭そうな目で見て口を開く。
「この嬢ちゃんの?だがこの嬢ちゃんは戦士や騎士ではあるまい?どう見ても魔術師だ」
その通りです!!私はか弱い魔導師です!!と考えてるとエルナンさんが苦笑する。
「この方の護衛についている女性騎士の全身鎧を作って頂きたいのです」
それを聞いたボルクスさんが立ち上がり私を睨むようにして口を開く。
「ならその本人を連れてこい、サイズも判らないのに作れるわけないだろ」
ごもっとも!!